国際金融資本は、第一次世界大戦への投融資、戦後の投融資により資本を増殖させていった。

国際金融資本は、中央銀行の所有関係を土台とした実体関係、中央銀行の所有関係を土台した資本関係から石油、航空機、原子力の開発製造に投融資し戦争準備をさせることを余儀なくされた。

現実には、源泉地と配当の送金先の双方で国外の法人に課税をしても、国際金融資本との資本関係から課税前の利益から国内の資本、海外の資本に配当させられるから、二重課税は成立しない。ロックフェラーの投融資により設立された国際連盟は、ロックフェラーとの資本関係から各国の税制を調査させられ、国際金融資本は源泉地での課税と法律上の所在地での課税の一方又は双方から免れて、国際連盟の税制調査団に租税条約のモデル条約の草案の作成させて二重課税の方便を与えた。

各国の中央銀行を設立又は買収による所有をし、国債に投融資をした国際金融資本は、資本関係を土台に所有する国庫間に租税条約を締結させたのである。