<p>Mckinley mitchell は、1934年12月25日ミシシッピ州生まれで1986年1月18日に亡くなった1960年代シカゴのソウルシーンで活躍したシンガーである。

ゴスペルを歌った後、R&Bに転向。デビュー作は、BoXer Recordsから発表された1959年のLazzy Dizzy Daisyは/Rock everybody rockであり、前者は、バッキングがブルースギターとパーカッションが採り入れられた、リトルリチャードのロックンロールをR&Bにしたような曲Rock Everybody Rockは、この年代としては時代を先取りしたようなロックンロールを展開している。濁るようなシャウトも見せている。1962年のOne-Derfulからのthe town I live inは、50年代のルイジアナ辺りの3連系バラードで、濁らせ気味にシャウトしている。同曲は、R&Bチャートの8位に達している。All of a suddenは、鍵盤系が60’sのクラブ風のMan’s Man’s world系のブルージーな曲である。I’m so gladは、time is on my side、you’ve really got a hold on me系の3連系バラードで、ここでも地響きがするようなシャウトを聴かせる。シカゴR&BのI Think you’ve The Girl,ブルースピアノ、オルガンが活躍するゴーゴーでかかりそうなダンスナンバーをワイルドにシャウトするStop Crying Over Youも収録されている。

1962年から1964年のワンダフル録音は、McKinley Soul Mitchell(PLP-9008)に纏められている。
1965年までOne-Derfulで録音を行い、1967年には、Chessから、This Can’t Be End/Playboyを発売する。

1971年からは、Sandman,Mod-Art,Spoonful,Big 3に録音を残す。
その後は、シカゴを離れ、ミシシッピに戻り、1970年代に入ってからも、ナッシュビル辺りのゆったりとたたずむようなバラードのthe end of the rainbowを発表している。同曲を含むMcKinley Mitchell(Chimneyville #203)も出されている。

1981年には、Slave For Your Love/Trouble BluesをMalacoに録音する。死後出されたThe Last
Of Mckinly Mitchell1934-1986(Big Boy 7812)というLPもある。</p>

mckinley-mitchell-1

A(1)The Town I live In (2)I’ve Been Wrong (3)Reckless Lover (4)Tell It Like It Is (5)I Think You’re The Girl (6)Hand Full Of Sorrow

B(1)I’m So Glad (2)Don’t You Know That’s Love (3)All Of A Sudden (4)Stop Crying Over You
(5)Darling That’s What You Said (6)A Bit Of Soul

McKinly Mitchell(Chimneyville #203)

A(1)Open House At My House (2)You’re So Fine (3)The Town I Live In (4)Same Old Dream (5)You Know I’ve Tried
B(1)Run To Love (2)Dream Lover (3)The End Of The Rainbow (4)Mr.Magic Man (5)Follow The Wind