取消しとは、既に行った法律上の行為を、その行為に瑕疵があることを原因に、社会的に認めさせてきたことを取り消さざるを得なくなった行政行為をいう。無効とは、法律上の行為に瑕疵があることから、当事者が社会に認めさせてきた法律上の行為が、初めから全く社会に認めさせることができなかったことをいう。すなわち、属性を備えていない行為に属性を与える行為である。