「係る」は、媒介なしに自者と他者の関係がある場合に用いる。更正又は決定に係る課税標準又は税額等(自者)。当初申告後は、課税標準が自者で、更正が他者、更正後は課税標準が他者となる。「係る」の前の語が「係る」の後の語について規定している。つまり、属性を与えているのである。「関する」は、例えば、自者が特別の存在で、他者の数が多い場合に用いる。国税に関する法律(国税通則法4条)のように用いる。