医療費控除の領収書を入れる封筒の表紙に医療を受けた人の名前と支出医療機関の名称とそれぞれの金額を記載する欄がある。医療を受けた各人毎に、さらに支出した医療機関毎に分類して、細かく記載している人がいる。

こうした細かい作業は、高齢者や心身に障害を持った方にとっては、大変な負担である。税務署員や税理士が無料で計算を行ったり、タッチパネルという機械も税務署にはある。

しかし、税務署に通うことができない人もいれば、学んでおらず機械が苦手な方もいると思う。他人まかせにせず自分で申告したいという人もいるかましれない。このような場合、自宅にて、支出者の欄は、御家族の方で最も医療費のかかった人でも、申告する本人にいくらかでも医療費の支出があれば、申告者本人の名前でも、どなたか一人の名前をかいて、○○○○他として、医療機関の欄も最も金額を要した病院でも、通院回数が多かった病院でも、一つ記載して、××××他として、金額欄には、その年中に支出した医療費の総額を書けば、納税者の負担は大幅に軽減する。又、こうした申告が納税者から税務署に送付されてきたとしても、税務行政の大量性云々であるとか、行政効率を阻害するだとかの議論を持ち出して欲しくはないのである。