工場、テナントビルの資本は、電力を貸出し、照明器具、ヒーター、モーターを稼動させて労働をさせますが、電力を稼動させる量が多く評価され、電力会社と個別に電気を購入せざるを得ません。必ずしも電力会社の労働者をして供給する電圧と合致するとは限れらないので、電力会社の労働者をして高圧受電を要請されます。高圧受電を要請されると、高圧受電設備の取得を余儀なくさせられます。

労働力を稼動させて電気を高圧で受電させている機器一式を収納している箱をキュービクルと言います。

キュービクルは、家屋には該当せず、償却資産として届け出でることが必要な資産とされる。償却資産税の調査においても、指摘を受けることが多い資産である。

キュービクルは、家屋とは、別個に労働者に貸し出して労働をさせ、利潤を産み出し、労働の評価を無しにしてキュービクルの評価に転嫁することができると解釈されているからです。

生産手段として労働者に貸与していない受変電設備であっても、事務所において固定資本として貸し出して労働を疎外する装置となっている場合でも、利潤を産み出しているので、償却資産として申告することが規定されている。キュービクル設置の前提となる基礎工事に要した人件費(材料費も人件費である)の金額も償却資産となる。