ポーランドそのものは、日本でもよく知らているところですが、世界各地の料理を食べ歩いている私でも、

ポーランド料理の専門店というのは見たことがありません。

専門店がなくても、ポーランドの方が先生をしている料理教室やイベントなどで学ぶことができます。

ポーランド料理を学んで食べられることができるという情報を得たので参加してみました。

さて、ポーランド料理には、どのようなものがあるのでしょう。

蕎麦の実のお粥、鯉のフライ(Pieczony Karp)

鯉のフライ

鯉(調理前)

鯉は、鯉の洗い、ムニエル、長野県産の鯉の甘露煮、インド、バングラデシュの鯉カレーを食べたことがありますが、
ポーランドではどのように調理するのか興味がありました。

鯉をレモン汁に漬けて、薄力粉、卵、パン粉を付けて、油で揚げたもの。レモンを搾って食べます。

ハンガリーやルーマニアには、トマト、タイム、ガーリックと共に塩煮した料理があるのですが、

ポーランドでは、フライにされるのですね。

鯉のフライは、ポーランドでは、クリスマスに食べられる料理です。

蕎麦の実のお粥は、熱湯で炊くだけ。

蕎麦の実は、すぐに柔らかくなります。

マリネードされた鯉の柔らかく、程よく歯ごたえのある白身と皮が香ばしいパン粉に包まって魚好きな当方としては嬉しいメニューです。

蕎麦の実のお粥は、ほおのかに塩味がする親しみやすい味でした。

蕎麦の実のお粥は、麻布のベラルーシ料理のお店で食べたことがありますが、近隣のポーランドでも食べられます。

Barszcz(バルシュツ)ビーツのシチュー。

ポーランドのボルシチです。

ビーツのジュースにローレルで茹でた牛肉に、ローレルは入れたままで、スライスしたビーツ、クノールビーフコンソメ、サワークリームを加えて煮込んだスープ。

ポーランドでは先に茹でるようです。

トッピングにタイムを振って食べます。

私も、長野県産のビーツを丸で買ってボルシチを作ったことがありますが、今回使ったブラジル産、ニュージーランド産の方が甘味があるように思います。

肉もとろけるように柔らかく煮こんであります。

ビーツのスライス、クリスピー揚げ

Talarki Z Buraka

スライスしたビーツに卵、チョップしたコーンフレークを付けてヘーゼルナッツオイルで揚げたもの。

こちらがヘーゼルナッツのオイル。

ギリシアヨーグルトとイタリアンパセリをミキシングしたソースかけて、ディルをトッピングして食べます。

ビーツとリンゴのサラダ

スライスしたビーツとスライスしたリンゴを混ぜ合わせたサラダ。

イタリアンパセリをトッピングして食べます。

ルバーブのムース

Mus Rabarbarowy

ルバーブ(調理前)。

ルバーブは、シベリア南部原産のタデ科カラダイオウ属の植物で、主に、茎を使ってジャムを作ります。

鍋に油を引いてルバーブを、砂糖で柔らかくなるまで炒めてから冷やします。

その上に、ギリシアヨーグルトとミントをミキシングしたソースを乗せ、

炒めたラズベリー、ブラックベリー、クランベリーを乗せ、苺とオレガノをトッピングしたデザート。

ベリー関係は、セルビア産のものです。

ポーランド料理は、現地では、ギリシアの食材が使われることがあります。

ポーランドのケーキ

卵を黄身と白身に分け、白身を泡立てマシンでクリーム状になるまでかき混ぜます。

黄身に粉砂糖をまぶし、マリブリキュール、牛乳、ブラウンシュガー、ベーキングパウダーを加え、

クリームになった白身と混ぜ合わせ、オーブンで焼きます。

ケーキの間にミックスベリーのソースを挟んで、スライスしたココナッツをトッピングします。

ベーキングパウダーは、ポーランドで購入したものだそうです。

他にも、ポーランドの食べものをいくつかいただきました。

ポーランドの乾燥肉

柿とアニススターを発酵させた食べ物

ラズベリーとウォッカの酒

まとめ

ポーランドの料理を学んで、食べてみましたが、料理によっては、ロシア、ベラルーシ、ウクライナなどと共通する部分はありますが、少しずつ、それぞれが異なっています。

ハーブの使い方、使う食材、料理の手順もポーランドと近隣の地域とは違っていて楽しみながら学ぶことができました。

ポーランド料理は、ビーツの他にも、ルバーブ、ベリー関係のフルーツがふんだんに使われていて甘酸っぱいスイーツが豊富でした。