今回の料理は、セブゼリ タウック カヴルマスィ(野菜と鶏肉の炒め)です。

トルコの野菜炒めセブゼリ タウック カブルマスィ

Sebzeli(セブゼリ)は、トルコ語で野菜のことです。

Tavuk(タウック)は、鶏のことです。

カウルマは、水を入れずに炒めること。

トルコでは、水を入れて炒めることをソテと言います。

こちらは、カウルマの受講者、スタッフ全員分。

レッスン終了後に食べます。

シェヒリイェリピラウ(バターライス)。

フライドポテト。

こういうケースに入れられているのを見るとトルコのロカンタ(定食屋)を思い出します。

※レッスンもロカンタもビュッフェスタイルではありません。

デザートのデーツ(なつめやし)。

東京にいながら、トルコの野菜炒めの作り方を学ぶことができます。

東京ジャーミーでは、毎月1回(概ね、第三土曜日)、トルコから来たシェフの方が実演するショーを見ながら、作り方を学べる講座が行われます。

材料は、オリーブオイル、バター、にんにく、玉葱、人参、鶏もも肉、ピーマン、サルチャ、塩、胡椒、唐辛子、オレガノ、クミンを使います。

サルチャは、トルコのトマトペーストで、保存食です。

オリーブオイル、バターで鍋を温め、にんにくを炒めます。香りが立ってきたら、玉ねぎ、人参、鶏肉の順番に鍋に入れて炒めます。

鶏むね肉を使うときは、パサパサになるので、バターを多めに入れます。

玉ねぎは透き通るまで炒めます。

カウルマは、鶏肉ではなく、めかじき、マグロのような魚、牛肉、羊肉でも作られます。

めかじき、マグロなどの魚の千切り又は角切りでやるときも、鶏肉のときと同じく、玉葱、人参、魚の順番で炒めます。出しやアルコールを入れて炒めることもあるそうです。

牛肉や羊肉でやるときは、肉が先で、玉葱、人参は後で炒めるそうです。

先に入れると固くなってしまいます。

トルコでは、牛肉は、雄牛の方が好まれます。蛤(ハマグリ)も雄の方が好まれます。

てゆうことは、ハマグリを使ったカウルマもあるってことかな。

トルコでは、人参の代わりにマッシュルームが使われることがあります。マッシュルームと人参の両方を使ってもいいそうです。

そのときは、マッシュルームを先に入れて炒めると、水っぽくなってしますので、人参から炒めるそうです。

鶏肉の後は、サルチャを加えて混ぜ合わせ、香辛料を入れて炒め、ピーマンを入れて炒め、少し蒸します。

ピーマンでなく、パプリカを使うこともあります。

サルチャペーストではなく、パプリカペーストを使うこともあります。

パプリカペーストは、ビベルソースと言われ、日本でも買うことができます。パプリカペーストは、マケドニアなどでも使われていまます。

ケチャップやトマトピューレは甘くなってしまうのでやめた方がいいとのことです。

受講者の中からトマト缶はどうかという声がありましたが、角切りにして水を飛ばせば、代用可だそうです。

トマトペーストは、炒めないと酸っぱいままなので、完全に溶けるまで炒めます。

スパイスは最後に入れた方が香りが出ます。

スパイスを先に入れるとスパイスの味が薄くなってしまいますが、クミンはある程度炒めた方が美味しくなるそうです。

オレガノは最後に入れます。オレガノとタイムは味が違います。今回は、オレガノのヴァージョンです。

別途、鶏を茹でて鶏の出しを産み出したスープを作っておいて、トマトペーストで炒め終わった後のカウルマに、米を加え、スープで、炊き込むこともあるそうです。

羊肉に、米を加えて炒めて炊いたものは、ウズベキピラウと呼ばれているそうです。

カウルマは、ライスに掛けて食べることが多いそうですが、ピーナッツペーストのようにパンに付けて食べることもあるとのことです。

レッスンとは別にトルココーヒーをオーダーして飲むこともできます。

 

2017年1月20日(土)13:00~15:30

前日までにメールにて要予約。

宗教を問わず、無宗教でもどなたでも参加できます。

千代田線又は小田急線代々木上原下車3分程度。

駐車場はありません。

詳細は、東京ジャーミーHP。