日本では、ガーナ料理のお店は、数えるほどしかありませんが、フェスや料理教室でも食べることができます。
ガーナは、コートジボワールに次ぐ、世界第2位のカカオの生産高を記録しています。
ガーナ料理は、キャッサバ、ヤム芋や、それらを使った団子であるガリ、フフの他、とうもろこしの粉を発酵させて作った団子のバンクーなどが主食にされます。
オカズも様々な料理があります。
ガーナ料理・・・写真上中央からシト、キャッサバ芋(Ampesi)、ガーナスタイルブリストル、ほうれん草と魚の煮込みアボカド、ボイルドエッグ添え(Abomu)。
シトは、小海老を始めとする魚介のペーストで、写真のシトは、魚として、ハリヴァット(オヒョウ)を使っています。
シトは、様々なガーナ料理に添えられるペーストです。
Abomuは、ボイルしたフレッシュペッパー、ほうれん草、玉葱、塩をすり潰したペースト、焼いたトマト、ほぐした鯖をパームオイルで煮込んでいます。
黄色い野菜が、フレッシュペッパー。
フレッシュペッパーは、玉葱などと共にペーストにされます。
キャッサバ芋。 見た目は、ヤム芋に似ているけど、キャッサバです。
Nkrakra。Makerrel(鯖)と鰤のトマトスープ。具には、玉葱、牛肉、茄子、人参、しめじ、オクラが入っています。マギーブイヨン、フェンネルシード、ニンニク、生姜、唐辛子で味付けされています。
ハイビスカスドリンク。ガーナでは、Soboloと呼ばれます。
右上が、Ghanaian Style Btittle
ガーナの香辛料。ジュースに使うようです。
ハイビスカスリーフ。
ガーナの香辛料とハイビスカスリーフは、お土産として、少量ずつ頂きました。
ガーナの料理は、パームオイルやブイヨンキューブを使われるところが、他の西アフリカと共通するところです。ガーナでも、鯖ボニート(かつお)、Sea Bream(鯛)、シーバス(スズキ)は、よく食べられます。
イモやボイルドエッグを添えるのも、ガーナの食べ方ですね。
ライトスープは、グリーンの茄子(タイランドのマクアッポとは違う、どちらかといえば、ブラジルの茄子に似る。)をすりおろして作っていましたが、Abomuは、黄色い唐辛子(茄子も唐辛子も仲間と言えば仲間ですが)を使うところは、勉強になりました。
西アフリカ出身の方にも、インド、ミャンマー、バングラデシュの方にも、脂が乗っているからかどうかわかりませんが、日本の鰤は好まれているようです。
魚から出てくるダシを活かして料理するところも、和食に通ずるところがあります。