最低賃金が全国平均で時給18円加算され、東京では時給の最低価格が900円を超えるというが、驚くことであろうか。
900円を超えたとしても、大の大人が、親を通じて資本に閉じ込められている高校生の、バブルの頃の時給と同じ賃金で働かせられるのである。
資本とその代理人は、何がそんなに不満なのか。
ドイツや欧米の最低賃金を調べてみて欲しい。
面接において労働力商品として購入して以来、給与の見直しはされず、労働は疎外されたままである。
資本は、経済関係上、成功、失敗にかかわらず、労働させた分と紙切れについては評価しなければならない。
物価が安かろうが、高かろうが評価し、支払わなければならない。
労働時間内外に本業以外に仕事をさせたのであれば、労働と紙切れを評価し、支払わなければならない。
時間外労働をさせればそれについて評価し、支払わなければならない。資本は、ユダヤが金を貸してくれたから利潤を得て生活できているのではない。
労働をさせて利潤を得て生活できていることがわかっていないのだ。法律で決められたから払う、注意しようというのでは、士業が顧客にする対応としては、あまりにお粗末な対応であろう。