昨日又は今日で現場労働者以外は仕事納めの法人が大部分であったという。ブルジョア及び経済関係上ブルジョア側に立つ労働者の中でも高額の報酬を得ている労働者や田舎のプチブルの子弟は、国内の里帰りや海外旅行に旅立つ。資本経済の過程で労働力商品を架空の商品と引き換えてそれに価値属性を付与したものが時間である。

現実の労働者は、資本関係上労働契約上の休みも右向け右で行動することを余儀なくされる。

しかし、国際金融資本は正月と規定された時間に休み、それ以外の時間に休んではならないということまでは実体あるものとして社会に認めさせることに成功していない。上記の経済実体が地方に帰省したり海外旅行で遊んでいる間にも、紙切れの存在に基づいて形成され価値属性が付与されたところによる民間銀行たる中央銀行の資本を経由した資本関係、労働の疎外、資本増殖、製薬、食料品、原油、原子力、戦争への投融資という経済過程が展開されているのである。

国際金融資本と資本関係、生産関係のない経済実体のネットから情報を得ることは有益である。しかし、それだけではなく、全ての経済実体に生活に関係のない消費はしなくても差し支えないから国内外の労働者の生活を見て欲しいのだが、海外に行く金と時間があるなら国内だけでなく海外の労働者の現実の生活を見てきて欲しい。

そして事実をありのままネット上で伝えて欲しい。経済上の敵の方便を知ることができるから、テレビや新聞や国際金融資本の労働者が書かせられている掲示板を見ることは構わないと思う。現実の労働者にとって最も不利益な休みの過ごし方は、部屋にこもって国際金融資本が投融資したマスコミが流すテレビや新聞や掲示板の資本経済、政治、生活に関する情報のみを見て一喜一憂することである。

現実の労働者は、国際金融資本が流す政局の流ればかりを追ったり、疎外労働に応じたり疎外労働をさせたり株やFXや保険やを始めたり薬品を買ったり性交して利益、延命のみを追求することに専念し、資本の源泉はどこか、貸し出された資本に価値属性が付与され、疎外された労働の価値はどこに転嫁され、増殖された資本はどこに投融資されたかという上層の土台となる経済関係を追わないから、国際金融資本を富ませ、奴隷から抜け出せないのである。