p>製薬や医療が開発される前段階においては、人間は他の動物と同じく生殖、出産をして間もなく死んでいた。
明治時代の平均寿命も50代であった。
それが現在では男女とも80代を超えている。
国際金融資本は、産業資本、医師会に投融資して、製薬を開発させ、医療を進歩させることで、人間の生存を延長させてきた。
資本の貸付関係を土台に、人民は、労働力の維持、再生産、延命を前提とすることを義務づけられてきた。長生きをさせるメリットは国際金融資本にしかないのだ。
中央銀行の架空資本が付与された民間銀行の架空資本が付与されていない経済実体たる人民は、疎外労働の延長しかないのだ。
国際金融資本が投融資した教育、電波によって、長生きすることは幸せなことであるという実体のない観念がそこに吹き込まれる。
人民は人民の長寿を願い、高齢者を祝福する。
確定給付年金の支払債務の増大の方便により、現役労働者の給与を下げた。
企業年金の帳簿残は、石油、原子力、製薬、医療に投融資される。
企業年金を確定拠出年金にして帳簿上年金残高を一旦経済上太らせてから、石油、原子力、戦争に投融資し、帳簿上の紙に低い価値を付与して自由意思による自己責任とする。長生きして労働力を提供するということを前提にすることを義務付ける。
税理士やコンサルタント、ファイナンシャルプランナーもこれに基づいて、産業資本、労働者を指導する。
無償労働の訓練所である学校に入学してから、健康診断を受けさせ、歯に金属を埋められ、インフルエンザを接種され、放射能を浴びさせる、製薬を投与される、ガン保険、医療保険、生命保険に加入させられる。
病気を抱えたまま長生きをさせられる。
生殖による労働力の再生産を拒否すれば養育する義務は実現しない。死に向かうプロセスに抵抗しないことができる。
除草剤、防腐剤の入った食品を食べなくて済む。
長生きするという前提を捨てることにより、ガン保険、医療保険、生命保険の加入による戦争協力も拒否できるのだ。死への過程に抵抗しないことにより、抗がん剤の投与を受けなくて済むし、健康診断や医療の受診を拒否すれば、歯に金属を埋められたり、放射能を浴びせられたり、インフルエンザのウィルスを投与されなくて済む。
肉体が蝕まれずに死ぬことができる。負債を含めた相続をめぐる骨肉の争いを見ることなく死ぬことができるのである。</p>