土地は、労働者に貸与して、労働を疎外し、疎外した労働を資本に転嫁することができるが、紙幣と紙幣と交換される資本を引き渡して土地を購入せざるを得ないから、国際金融資本から投融資を受けざるを得ない。土地を所有する経済実体の資本は国際金融資本に所有され、意思に関係なく資本を返済する義務があるがあるか、資本を所有する国際金融資本の資本関係、更に言えば中央銀行の所有義務に基づいて、投融資がされ、利子、配当、租税の名目で所有する経済実体の資本から金、紙幣を回収したり、産業、金融に投融資させたりして、所有する経済実体に国際金融資本に金、紙幣を持ち続けさせることをしないし、国際金融資本もオフショアにプールした金、紙幣を、中央銀行に発行させた紙幣、孫法人たる国庫の部門である造幣局に発行させた金を、金融機関を通じ中央銀行、劣後金融資本、産業資本に投融資に回したことに帳簿上せざるを得ないから、貨幣は主人を持たないのである。土地は現実には資本を取り上げられ、担保という方便が付与されるが、法律上所有させておけば国際金融資本は子法人の資本を増殖させることができ、国際金融資本の資本を増殖できるから、長期間所有することを余儀なくされるから固定資本と呼ばれる。投資、預金は、現実には金、紙幣を取り上げられ、投資は信託の方便を、預金の場合は信託プラス担保の方便を付与される。 流動資本か固定資本家は意思を伴った目的という実体のない観念からではなく、資本によって規定されるのである。