資本は労働者を病気や怪我により解雇することができるか。

納期短縮により労働過程を短縮させて生産を行わせ労働力商品を引き渡すことにより取得した現金の価値属性を低く付与し資本に転嫁させ、生産の回転数、契約外の疎外された労働の延長を長く継続することにより労働者は怪我や病気になる。

労働以外の過程で病気や怪我になったとしても長期化した労働の後の深夜に家事、労働以外の生活を行わなければならなかったことが問題である。

労働を終えてから労働者は家事、労働以外の生活を行うことを余儀なくされている。

労働が疎外され労働分の給与が与えられず、無償労働の延長により病院に行くことができず、労災を受給できても労働を提供することができなくなる。

労災が受給できないこともある。中高年と言われる年齢の労働者を雇用することにより法人資本は労働を疎外して資本に転嫁する量が減るから雇用しない。

事務職に投融資しても生産をしないから投融資に基づくリターンを産まないから中高年と呼ばれる失業者の事務職の採用は皆無である。

病気や怪我を抱えながら中高年は非正規雇用により肉体を提供して長い過程にわたり低賃金で働かざるを得ない。病気や怪我の原因は、疎外労働の反復継続が長く続いたことによるもので、労働者に原因はない。非正規や派遣で働いている中高年はその者の努力不足によるものではない。

資本が国際金融資本との資本関係から行うことを余儀なくされた労働の疎外が原因であるから病気や怪我による解雇はできないものと解されなければならなず、資本の増殖が優先されることがあってはならないのである。

中央銀行への準備金制度の存在から、病気や怪我になった者への給与と労災を資本は払うことができるし、資本が減少しても全使用人の労働について疎外することなく給与を資本は支払うことができるのである。