中央銀行を所有する民間金融機関との資本関係に基づく、紙幣発行権、準備金制度の所有関係を土台とする実体関係が存在し、国際金融資本との資本関係から、国際金融資本を含む全資本は、現金留保義務、回収義務が課され、紙幣発行権、準備金制度を有しない経済実体は、生産手段、架空資本を購入し、投融資を受け、労働を疎外し疎外した労働を資本に転嫁し、経済過程における国際金融資本は消費をフィクションし、投融資を繰り返す。

中央銀行を所有する民間金融機関の資本は、日本の場合中央銀行の当座預金へ0.005%~1.3%積み立てなければならないとされ、中央銀行の当座預金の名目上の預金残高の最大76~2,000倍まで貸し出せるから、中央銀行を所有する民間金融機関は中央銀行にそれだけ紙幣を発行させることができる。

中央銀行を所有する民間金融資本は国際金融資本の所有である。中央銀行の当座預金の積立率である法定準備率は既存の中央銀行の所有関係、原始所有経済実体との資本関係を土台とする所有維持義務、劣後金融資本の資本の量から変動させることができ、実体がない。

預金残高は架空のものを設定することができるから、名目上の数字であるから、現実には無制限に紙幣を発行できる。

現金の回収が遅延し、紙幣の増刷が間に合わなくとも、現金は所有主を持たず、契約書上、財務諸表上、国際金融資本に現金残を記載して、他の経済実体にそれを上回る現金残がないことが証明できれば、他の全ての経済実体を上回っていることを証明できれば、国際金融資本は紙幣発行権、準備金制度を手放して生産手段を購入して投融資を受けて産業をしなくて済む。資本は、労働力商品を減らし、失業させ、残された労働力商品の労働過程を延長し、労働を疎外し、疎外した労働を資本に転嫁して利子配当の土台となる利益を留保する。

資本は、利子、配当、租税、保険の支払いを労働者に転嫁した後、現金商品と労働力商品を交換し、現金に価値属性を付与し、労働者は生殖による労働力商品の再生産を余儀なくされる。資本、生産手段を持たない失業者に投融資、現金支給をしてもリターンが得られないから生活保護は支給されない。

サマータイムの実施の土台に電力が足りないとの方便を付け加えれば、原子力に投融資し、原発を稼働させ、産業資本に戦争の実施を受け容れさせ、労働を疎外して疎外した労働を資本に転嫁し、国際金融資本はリターンを蓄積し、紙幣発行権、準備金制度を所有し続けたのである。既存の資本関係を土台とした資本の増殖の過程を土台にサマータイム制度が成立した。

サマータイムが実施されたからといって、現実には早く帰ることはできないのである。労働開始が早まるから、余暇は増大しないのである。