当該法人が貸付けを行った日の属する前事業年度金の市場に支払うこととされている借入金利息を当該法人が貸付けを行った日の属する前事業年度中の市場からの平均借入金残高で除して計算する。融資本家の利息、株主配当と支払われていき、給料は後回しにされて支払われている。短期借入金の場合、利息計算期間の利息全額が金融資本家が貸付を行ったときに一括で先取りされる。この貸付利息を、借入を行った日の属する事業年度の支払利息に含めて、月々の月末借入金残高を合計したものを12で除した平均借入金残高に対応させてしまうと、当該借入をした日が事業年度末付近であれば、その部分について言えば、アメリカの資本家が定めた調達金利よりも当該法人の借入金の平均調達金利の方が高く算定されうる。事業年度末付近の借入金利息については、利息計算書記載の、当該支払利息の計算期間に基づき、天引きされた当該支払利息を按分する必要があるものと思われる。