<p>Roy.Cことロイ・チャールズ・ハモンドは、1950年代、GeniesというDoo-wopグループでワーウィックにて録音を開始し、Geniesは、単独LPも出しており、Who’s that Knockin’は、ハードな間奏のサックスの、アップテンポなロックンロールナンバーで、あらゆるDoo-wop系のコンピレーションに収録されているので、聴いたことのある人も多いかと思われる。この時代も、ギタースリムの曲に出てくるようなサックスのリフと転がるピアノ、サビ前の分厚いコーラスの、Pleding my loveに通じるようなバラードのFirst time、グラディオラス系のJust like a bluebird、ジョニーギターワトスン風のペンペンギターが登場するWalkin’tempoのTwistin’ pnemoniaなど名曲が多い。
その後ソロになって、1966年に「Shotgun wedding」いわゆる「でき婚」を発表し、ピストルの音と結婚式のテーマと、メリスマ、コーラスとのコール&リスポンスが飛び交い、ジョニーギターワトスン、フレディキング系のギターとひなびたサックスの8ビートのR&Bで、Wonderful worldの頃のサムックック、You’re so fineの頃のファルコンズ的な曲である。
1974年には、アルバム「Sex and Soul」を発表。ブラスセクション、ハモンドオルガンも登場する、サウンド上は、Shotgun weddingと似た系統の「Got to get enough」、ブラス、カッティングギター、ベースが70年代後半ソウルの、ゆったりとしたテンポの「Don’t blame the man」といった曲が含まれる。アルペジオ的なギターと、穏やかな波のような、しみじみしたピアノ、ストリングス、ブラス、語りとシャウトの「She kept on Walkin’」が同アルバムの中では最も気に入っている。1977年「More Sex and Soul」も名曲揃いである。</p>
<p>A(1)Don’t Blame the man (2)Got to get enough (3)I’m Falling love again (4)I’m Falling in love again (4)I found a man in my bed (5)Those days are gone (6)She kept on Walkin'</p>
<p>B(1)I Wasn’t there (2)I’m Gonna love somebody else’s woman (3)I’ll never leave you lonely (4)Open letter to the president (5)I’m bustin’my rocks (6)Back in my arms</p>
<p>Sex & Soul(Mercury SR-678) </p>
<p>Something nice(Mercury 1056) 1975年</p>
<p>More sex & soul (Mercury 1192) 1977年</p>
<p>I Want to be where you are (Three gems 000-100)</p>
<p>The Roy C Collection(同000-102)</p>
<p>Let Me take you to paradise(同000-106)。</p>