<p>東電の問題について、官僚の既得権益、政治家の利権を叩く者がいる。社員の給料を下げろと主張する者がいる。やめる必要があるのは資本家への配当である。叩く必要があるのは内部留保の蓄積である。こうした主張をする奴に限って悦に入っているから始末に負えない。最も強いのは政治家ではない。最も権力を掌握しているのは資本家である。官僚や政治家は、資本家の使いっぱに過ぎない。使用人は、経済関係上、資本家の命令に逆らえない。叩くとすれば、資本家の中にいる放射能の垂れ流しを命じた奴だ。官僚や政治家や社員を叩くくせに、資本家には何も言えないのだ。資本家には、媚びを売り太鼓持ちを我先にと買って出るのだ。</p>