借入金は、返済せざるを得ない金銭で、期限付きという社会関係上の制約付きで事業に使用できる金銭であり、金融資本家は、貸付先労働者を生存させ労働させるところまで利息という方便により搾取する。搾取することを反復するのである。事業資本家が産業資本家となっている同族会社においてはどうか。利息という方便を使わなくとも、事業資本家としての名義で労働者から搾取できるのであるが、それでも、事業資本家として労働者から搾取する他に、金融資本家として利息という方便を使って労働者から搾取しうるのだ。法人のその代表者からの借り入れは、自らの資本金を搾取して、給与名義で代表者に振り込まれたものが原資である。個人の所得と法人の所得は、各々別の課税標準である。当該借入の原資は、経済関係社会関係の上層にある、法人の業務上必要のない、資本家の共通事務取扱事務委員会の構成員としての資本家個人の所有物である。資本家の共通事務委員会の構成員として、女を閉じ込め、資本家共通事務取扱委員会所有の子供を産み育てるという命令を受け、事業主である事業資本家に労働者からの搾取、内部留保の蓄積を命じる。