<p> テッドテイラー(Theodore Austin Taylor)は、1937年2月16日オクラハマ州Okmulgee生まれで、1987年10月22日に亡くなっている。

1950年代にMordern、RPMに録音を残しているR&amp;B/Doo-wopグループ、ジャックス、キャデッツ のメンバー.、ファーストテナーとして活躍し、「Rockin’ Reelin Cadets」(Crown)をはじめ、I Cried, Do you wanna rock, My Dearling等いくつかのDoo-Wop Box setの収録曲の中にも彼の名のクレジットがある。My Darlingでは、作曲も行い、スローなSaxリフのR&amp;Bバラードである。

1957年にソロになってからは、Ebb, Melatone, Duke, Top Rank Inter, Okehなどに録音を残し、Ebb時代のものは、The Ebb R&amp;B Masters,the Ebb Storyといったコンピレーションで聴くことができ、キャデッツ時代を思わせるロックンロールのEverywhere I go, Saxのリフや三連ブルースピアノからなる典型的なR&amp;BのDay Are Darkなどの曲がある。EbbレーベルでのStarnge Things Happening,(Hold on)I Got The Chills,If I don’t See You Again,Keep Walking On,は、「Keep Walking On」(Charly CRB 1011)で聴くことができる。「Look Out Here Comes」では、I’m Leaving You(Melatone,1957年)、Wrapped Up In A Dream/Very Truly Yours(Ebb 1958年)、Count The Stars/Hold Me Tight(Duke 1959年)、Little Boy How Old Are Youを聴くことができる。

Duke時代に「Be ever wonderful」がヒットし、同曲は、何回もセルフカバーされており、いかにも1950年代Doo-wop調の甘いバラードである。Okeh時代のものは、「The Ever Wonderful Okeh Uptpwn Soul」で聴くことができる。

その後、Ronn, Jewelで、You can dig it(Ronn LPS 7529), Taylor Made(Ronn,LPS 7531), Bluer than blue(Jewel,PJ 107), Paula時代の「Steal Away」(Paula LPS8007)といったアルバムを発表し、ざらついた感じのハイテナーで歌う南部のソウル Only The Lonely Knows(7531に収録)から、ワウギターとピアノアレンジが明るくFunkyなIf I thought You needed me(7529に収録)、モダンブルースのHouston Town(7531に収録) まで幅広く歌っている。

他にも、Somebody’s always tryingなどのLPもある。

その後は、Alarm、TK31、MCAに録音を残している。

1980年代になってからも、Be ever wonderful(Solpugdits 1001)を発表し、Duke時代のヒット曲の再録、50年代R&amp;BのPlesin for love, It’s hurts to be in loveなどが収録されている。Jewel Ronn時代もいいけど初期のR&amp;Bスタイルも好きである。</p>

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[A](1)Be Ever Wonderful (2)Pleadin for Love (3)It Hurts to Be in Love (4)Some Day

[B](1)Little Red Rooster (2)How Could You Do That (3)You’re Tippin,She’s Rippin’ (4)Stay Away From My Baby

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<p>キャデッツ(左)とジャックス(右)のLP。ジャックスのLPには、テッドテイラー作曲のDo you wanna rockが収録されている。</p>