有期契約労働者が同じ職場に5年を超えて勤務した場合、使用人自身が無期契約社員になることを希望した場合には、使用者は、それに応じなければならにとする労働契約法案が閣議決定された。ブルジョア権力装置の国家が労働者に利益となるような法案、政策を打ち出す訳がない。いまなお、雇用条件は、使用する側の内部留保関係により変更できることとされているから、5年を超えない内には、契約の打ち切り契約内容の変更はやりたい放題である。これでは、労働者を生存を維持させるどころか、維持させるだけの給与すら与えられない内に解雇が可能となる。ブルジョアは、生き残った労働者の労働時間を長くすることにより搾取を行うが、時間という社会的制約があるから、それには限界がある。労働者の生命を更新させることから、労働者が死ねば、新たな労働者に取り替えればよいとの思考に変わってきているのである。女性労働者の賃金を絞り、職場から追い出し産めよ増やせよの国策キャンペーンの始まりである。賃金絞りの拠点を海外に移し、海外労働者と日本の労働者を喧嘩させて、ブルジョア自身の部下である国家に、労働者に払う賃金がないとの方便を認めさせ緩和させる。搾取競争に敗れて一時的に損失を被ったぐらいでゆるがないだけの内部留保があるのだ。労働者に払う内部留保はあるのだ。ブルジョアの嘘泣きに騙されるな。