生鮮食品は、売れ残り捨てられれば、棚卸に計上されることなく、仕入原価に含まれたままである。商品計上→現金商品と交換される都度、すなわち、引渡しまでを販売労働とみなし、労働が疎外される毎に仕入原価に振り替えられる処理をしている場合には、棚卸除却損となる(現実の実務上は仕入勘定で処理されているが)。

税務調査官が生鮮食品をはじめとする食料品の小売業等の調査に入った場合、調査事業年度の期末の在庫表を見て、乾物が計上されているか否かをチェックされる。