日本が自国の領土として主張する島に、日本名「竹島」という島がある。この島の領有権を巡って韓国との争いが繰り広げられている。もともと、現在の各国の領土は、「経済的利益」の奪い合いの結果、区分されたものである。日本が領有権を主張することについて、韓国側は、「日韓併合を再び行なおうとしている」と主張する。全くもって、韓国のいうとおりではないか。自らの領有権を主張することと、侵略するということとは、その根本にある意図は同一である。経済的利益を巡って争う限りはいつまで経っても戦争は終わらない。戦争への投融資のフィクションにより、労働は再疎外される。国際金融資本の利益となる国益にこだわるのはやめて、世界各国の平和の点から、日本は、いっそのこと、問題となっている島の領有権を放棄したらどうだろうか。