ラマダンとイフタール
ヒジュラ歴(イスラム暦)の9月(西洋暦の5月後半から6月中盤、年によって異なる)に、イスラム教徒の人たちは、ラマダーン(断食)を行います。
断食は約一ヶ月続きますが、断食期間中には、何も食べられないわけではなく、日没から日の出までの間(=夕方以降から翌未明まで)に次の日没までの分の食事を摂ります。
ラマダン期間中の、日没後初めての食事をイフタールと呼びます。
東京の代々木上原には、東京ジャーミーというモスクがあります。
見学は無料です。
東京ジャーミーでも、断食期間に、イフタール(断食明けの食事)が提供されています。
イフタールは、ラマダン以外のときとは、別の料理を食べるそうです。
断食明けなので、胃に負担のかからない水分の多い料理を摂るそうです。
食事の配給の列は、男女に分かれて並びます。
中東、中央アジア、東南アジア、アフリカからのイスラム教徒の方々が配給の列に並んでいますが、
イスラム教徒でなくても、イフタールに参加できます。
昨年に引き続き、筆者も参加しました。
宗教行事ではありますが、トルコ料理やイスラム文化を学ぶことができます。
イフタールに合わせて、トルコのトップレベルのシェフの方々が来日、合流して、本場のトルコ料理を振舞ってくれます。
イフタールで食べられる料理
ピラウ、牛肉と野菜の煮込み(Orman Kebabı 森のケバブ)、酸味のするヨーグルトのスープ(Yayla Corbasi 高原のスープ)、サラダ(ÇOBAN salatası 羊飼いのサラダ)
米は、トルコ料理は、おかずとして食べられます。
その他の料理は、いずれも、ミント、イタリアンパセリ、オレガノや様々な香辛料が使われていて、トルコ料理の味付けになっています。
水分の多い料理ということで、サラダやスープ、煮込み料理が提供されています。
断食明けには、甘いものを食べます。
各テーブルには、デザートとしてデーツ(ナツメヤシ)が提供されていました。
各自がそれを取って食べます。
イフタールは、男女別々の席に分かれて食べることになります。
ロカンタ(トルコの食堂)のようなケースに料理が入っています。
終わりに
テレビ番組は、ロックフェラーやロスチャイルドが部下に脚本を書かせて演じさせた電気紙芝居です。
テロも全てフィクションです。
筆者は、イスラム圏に旅行をしたり、イスラム圏のイベントに何度も参加していますが、何のトラブルもありません。
偏見を持たずに接して下さい。
2017年5月27日~6月24日開催
要予約。
一人一回限りまで参加
参加費無料
詳細は、東京ジャーミーHP
小田急線、千代田線代々木上原駅下車徒歩5分
駐車場は、ありません。