フンキャル ベーエンディ(スルタンのお気に入り)とは、どんな料理

東京ジャーミーでは、毎月1回トルコ料理の講座があり、どなたでも参加できます。

トルコ出身の先生が実演した後、参加者で食べるという順番で進みます。

今回の料理は、「フンキャル ベーエンディ」(Hünkar Beğendi )という宮廷料理の一つで、

スルタン(王様)のお気に入りと訳される、ナスのピューレに肉の煮込みをのせた料理です。

煮込みの方は、ご飯やパンと一緒に食べられます。

作り方

茄子のピューレ

茄子は、オーブンで焼いてから、皮をむきます。

茄子は、網で焼いてもかまいません。

茄子はみじん切りにします。

茄子は、牛乳、塩、水で苦味を取ることがあります。

茄子を濾すと油を吸わないそうです。

茄子は角切りにしてもピューレにしても構いません。

バターとオリーブオイルを鍋で溶かしてから、小麦粉を混ぜ合わせ、牛乳を入れて茹でていき、

とろけるチーズを混ぜ、塩、胡椒を加えます。

茄子を鍋に加え、ソースを作ります。

ここまでは、昔からの作り方です。

トルコでは、茄子、チーズ、ヨーグルトを掛けます。

ニンニクと玉ねぎを入れてから茄子を入れて、

生クリーム、塩、小麦を加え、

とろけるチーズを入れる作り方もあります。

茄子のピューレは、冷菜にもなります。

茄子のピューレは、再度、オーブンで焼いてグラタンにして食べられることもあります。

冷菜には、レモン、オリーブオイル、にんにく、胡椒、砂糖、茄子を加えた茄子のサラダがあります。

練りゴマ、にんにく、ヨーグルトを混ぜ合わせたサラダがあります。

ピーマン、トマトを混ぜ合わせることもあります。

シリアの近くでは、人参のペースト、ニンニクでできたゼセリと呼ばれる冷菜もあります。

肉の煮込み

オリーブオイル、バターを鍋で溶かし、サイコロ切りにした肉を入れて汁を伸ばして炒めます。

煮込みの肉は、牛かラムが使われます。

バターは、トルコ南部では、羊のバター、東部では、山羊のバターが使われます。

サイコロ切りにした玉ねぎ、スライスしたニンニク、サイコロ切りにした人参を

加えて炒めます。

トマトペースト(サルチャ)、塩、黒胡椒、唐辛子を加えて更に炒めます。

お湯を注ぎ、小さく切ったピーマンを入れて30~40分茹でて完成です。

作っておいた茄子のソースの上に、肉の煮込みを掛けて食べます。

付け合わせは、小麦入りピラウ(ピラフ)です。

デザートは、デーツです。

まとめ

ソースの上に、煮込みをのせるという中々、ユニークな料理だと思います。

アレンジによっては、様々なバリエーションが産み出せる、作る&食べるの両面が楽しめる料理だと思います。

2017年5月20日開催

要予約

参加料1,000円

詳細は、東京ジャーミー・トルコ文化センターHPにて。

アクセスは、小田急線、千代田線代々木上原下車徒歩3~5分

駐車場は、ありません。