タジキスタンは、中央アジアの中に位置しており、南にアフガニスタン、北にキルギス、西にウズベキスタン、東に中国と接しています。

首都は、ドゥシャンベ。

農作物として綿花を生産され、鉱物資源としてアンチモン鉱が産出されます。

日本でタジキスタン料理の専門店はありません。

しかし、イベント、フェス、料理教室などを探せば、食べることができます。

今回、タジキスタンの先生にタジキスタンの料理を学び、食べることがてきました。

タジキスタンの料理にはどのようなものがあるのでしょうか?

後方がTajik Pilav(人参ピラフ)、手前がSakarob(野菜サラダ)

奥が左から、Eggplant Salad(茄子のサラダ)、Oliv’e Salad(タジキスタンのポテトサラダ)

手前左は、Sakarob(野菜サラダ)、手前右がウズベキスタン~タジキスタン一帯に伝わるパン。

ナンよりもふんわりとして黒ごまがトッピングしてあります。

人参ピラフ

人参ピラフの完成したところ。

スライスした玉ねぎ、牛肉、人参を鍋に入れ、玉ねぎは、金色、人参は柔らかくなるまで、炒めます。

鍋に、クルクマ(ターメリック)、クミン、テーブルソルトをニンニク、ひよこ豆、熱湯を加えます。

ニンニクは皮を剥かず丸ごと鍋に入れます。

米は熱湯で戻します。

具を下に米を上に敷いて、皿と布巾で落とし蓋をします。

米の層と底に敷いた具材の層は混ぜません。

ピラフは、米を戻すことで、油さえあれば炊くことができます。

タジキスタンのピラウは、水や油を浮かせる作り方をします。

鍋の蓋は、半開きにしておきます。

しばらくしたら、上から穴を開けておきます。

炊き終わったら、牛肉を小さく切ります。

皿には、下からご飯、具材の順に重ね、食べやすいサイズにした牛肉とガーリックの塊は一番上にトッピングします。

茄子のサラダ

茄子を縦に薄切りにします。

茄子を油で炒めます。

胡桃を粉になるまで、みじん切りにします。

パセリ、ニンニクを細くみじん切りにします。

胡瓜を切ってダイスにします。

パセリ、ニンニク、クルミを混ぜ合わせ、ペーストにします。

冷ましておいた揚げ茄子の上にペーストを塗ります。

タジキスタンのサラダSakarob

トマト、イエローパプリカ、オニオンは、千切りにします。

千切り野菜にパセリを加え、テーブルソルトを振りかけます。

野菜を使って産み出す水分が塩と溶け合ってドレッシングになります。

オロビエサラダ

茹でたじゃがいも、茹でてダイスにした牛肉、人参、胡瓜のピクルス、みじん切りにしたボイルドエッグ、パセリ、スライスしたオニオン、グリーンピースをマヨネーズ、塩で和えます。

オロビエサラダは、ロシアやイランでも食べられます。

ブリヌイ(ロシアのクレープ)

ベーキングソーダにレモンをかけて泡立てます。

レモンでなく酢をかけることもあります。

薄力粉,、油、卵を液状をキープする程度に加えます。

フライパンに薄く広げ焼きます

ヘラで上から押してぬかるんでいなく、淵にヘラをスムーズにくぐらすことが出来ればヘラを反対側の淵まで潜らせひっくり返ます。

上記と同じ位固くなったらひっくり返し皿に盛ります。

生地にサワークリーム、蜂蜜を伸ばし、ブラックベリー、ブルーベリー、ストロベリー、レーズン、クルミ、ラズベリージャムをトッピングして折り畳んで食べます。

サラダをトッピングしても美味しかったです。

クレープには、サーモンやイクラがトッピングされることもあります。

ドリンクは、林檎、クランベリー、ラズベリーをボイルして冷やしたドリンクをいただきました。

他に、ルバーブティーもいただきました。

ルバーブティーには、ラズベリージャムを落として飲みました。

ルバーブは、南シベリアなどで獲れる蕗(フキ)のような植物のこと。

まとめ

オロビエサラダ、クレープケーキはロシアや周辺地域でも見られますが、塩だけで食べるサラダ、ピラフはタジキスタンの独自のものです。

人参ピラフは、ウズベキスタンにもありますが、タジキスタンの人参ピラフは、少し作り方が違います。

また、タジキスタンでは、周辺地域同様、シュルボ(羊肉又は牛肉のスープ)、ラグメン(羊肉又は牛肉、トマト、胡瓜の入った麺料理)が食べられます。

紅茶にジャムを落とすところも、ロシアと共通する部分です。

他の中央アジア同様、ナッツやドライフルーツもよく食べられます。

タジキスタン料理の食材は、日本で入手できるもので作ることができます。

世界のピラフ系の料理を学ぶことによって、炊込みご飯のバリエーションが増えます。