ボツワナは、西にナミビア、東にジンバブエ、南に南アフリカと接していて、海はありません。

首都は、ハボローネ。

北は湿地で、南部はサバナ地帯となっています。

日本では、ボツワナ料理の専門店は、ありません。

しかし、イベント、フェス、料理教室などを探せば食べることができます。

ボツワナの先生にボツワナの料理を学び食べることができるということで、参加してみました。

ボツワナ料理には、どのような料理があるでしょうか。

右上から、下に、Chakalaka(野菜と豆の煮込み)、Beef Seswaa(牛肉の煮込み)。

左上、Pap(メイズフラワーをマッシュしたもの)、左手前、Tomato Gravy.

Beef Seswaa

Beef Seswaaは、骨付き牛肉、チョップしたオニオンをバターで炒めてから、

塩、胡椒、チキンストックキューブを加え、5時間位煮込んでいきます。

煮込んだ牛肉を叩いて細かくして、骨を取り外します。

叩いて細かくした牛肉にスープを少々かけて食べます。

Chakalaka

Chakalalaは、オリーブオイルで細かくチョップしたキャベツ、スライスした人参、細切りにしたレッドパプリカ、細かくチョップしたグリーンチリ、グリーンチリの種を、カイエンペッパー、塩、胡椒で柔らかくなるまで、炒め、Baked Beansを加え、更に炒めたもの。

Baked Beansは、南アフリカやボツワナでよく使われる食材。

伝統的な食べ方としては、冷やして食べるそうなので、冷やしてから食べることにしました。

Tomato Gravy

Tomato Gravyは、すりおろしたガーリックとチョップした玉葱をバターで、茶色くならない程度に炒めてから、カットしたトマト、トマト缶、トマトペーストを加え、塩、胡椒、パプリカパウダー、ブラウンシュガーで味を調えながら更に炒めて作ります。

Pap

Papは、熱湯の中にコーンミールを入れ、塩、ミルクを加えて、練りながら作っていきます。

水分を減らして、溶けた餅ぐらいの固さになったら火を止めます。

Papは、ボツワナの他にレソトなどでも食べられます。

Papは、ジンバブエのサザ、ザンビア、マラウイのシマと同じ、ルーマニアのママリガ、イタリアのポレンタに似ています。

ボツワナでは、Papやサイドディッシュを右手を使って食べます。

Papは、手でほぐしながら、Seswaa、Chakalaka、Tomato Gravyを付けて食べます。

せっかくですので、手食で頂きました。

ジンジャードリンク

皮を剥いてダイスにした生姜と林檎を熱湯の中に入れ、ブラウンシュガーを加えて柔らかくなるまで煮て、生姜と林檎を取り除いて冷やして飲みます。

ジンジャードリンクには、パイナップル、レーズンなど他の果物を使うこともあります。

ジンジャードリンクにイーストを加えてジンジャービアーにして飲むこともあるようです。

まとめ

ボツワナは、南アフリカ、ザンビア、ジンバブエ、レソトなどの近隣の地域と共通する部分がありますが、Papがやや水分多めなところや、スパイスの使い方など異なる部分もあります。

ボツワナでは、また、ジンバブエと同様に蚕(芋虫)を使った料理があったりします。

バオバブの果実も他のアフリカの地域と同様に食べられます。

自分が料理を作る上でも参考になるところが沢山ありました。