東京ジャーミーでは、様々な講座があります。宗教以外の講座もあります。
月一回トルコ料理の教室もあります。
トルコは、サルマ(ロールキャベツ)の発祥の地。
サルマだけではありません。トルコには、キャベツを使った料理が未だあります。
今回紹介するカプスカもその一つです。
カプスカは、ロシア語でキャベツのことを指します。
トルコでは、料理の名前になってしまっています。
トルコ語でキャベツは、Lahana(ラハナ)と言います。
カプスカは、ロシアがルーツでそれがトルコやスラブ諸国に伝わったとする説もあるようです。
カプスカには、エトリ(肉入り)カプスカとクイマルカプスカ(挽肉のカプスカ)など、いろいろなヴァージョンがあるようです。
クイマルと言えば、トルコには、舟の形をしたクイマル・ピデ(挽肉とホウレン草のピザ)という料理があります。
ピザのルーツは、イタリアではなく、トルコです。
カプスカは、トルコでは、冬に食べられる料理と言われています。
カプスカ。
干しキャベツの炒めサルチャ(トマトペースト)のシチュー。牛挽肉と玉葱が入っています。
よって、今回、実演して頂いて、受講者が食べたのは、クイマルカプスカということになります。
キャベツの他に使う野菜としては、人参の代わりに、セロリの葉、パセリ、カリフラワーを使うこともあるそうです。
トルコ料理には、さまざまな野菜が用いられ、トルコでは、沢山の野菜が食べられます。
米の代わりに、ブルグル(挽割り小麦)を入れることもあります。
ヨーグルトを入れることもあります。
付け合せとして、パンやライスが用いられることがあります。
入手困難な食材はないので、自宅でも作れるメニューです。
牛挽肉入りボレイ(手前)とバクラワ(奥)。
ボレイは、トルコ語でパイや春巻きのことをいいます。
バクラワには、ピスタチオのパウダーがまぶしてあります。
シガラボレイというチーズだけが入った春巻きもあります。
ピスタチオは、ウルシ科カイノキ属の落葉高木で、トルコ、地中海、ペルシアなどが原産と言われています。
主な産地は、アメリカ、イラン、トルコなどです。
ピスタチオは、アルメニア、シリア、ヨーロッパ諸国など、幅広く食べられています。
代々木上原の東京ジャーミーにて2016年11月19日13:00~開催
参加資格は、設けられていません。
一人からでも参加できます。
参加費1.000円
要予約
詳細は、東京ジャーミーHP。
駐車場は無し。
最寄駅は、千代田線代々木上原駅