あまり知られていない地域の料理店は、すぐに潰れてしまう。
短い場合は半年位で、
開店当初は、その地域の食材を使って、味付けもその地域の家庭料理の
味付けをしている。
日本にいてガチで現地の料理を食べるなら、開店当初ということになる。
しかし、
「日本人には、もっと甘く煮つけた方がいいんだよね」
「日本人には、西洋のビーフシチューみたいな方が合うんだよね」などと、
評論家様は能書きを垂れる。
評論家先生は、ありふれた、その地域独自の料理とは関係のない
どこの地域にもある料理ばかり食べて
知ったかぶりに語りまくる。
客が来ないと売れないから
在庫の山となる。
日本人向けにアレンジせざるを得ない。
その地域独自の料理は出さなくなる。
店の人を責めるつもりはない。
俺は、評論家先生様に一言、言いたいのです。
だったら来るなよと。
でも言えないよ。
そういう客でも来た方が売上になるから。
保守的な論客には、独自の食文化を知る楽しみ、
新しい発見を奪って欲しくないのだ。
情報の入手が遅れたり、
仕事で行けなかったりすると
日本人向けの味になっている。
俺は、現地の料理を研究しているから
料理談義をすると
裏メニューを出してくれるけど。
何故、他の客はその地域の文化を理解しようとしないのか。