George Clintonは、1941年7月22日ノースカロライナ州カンナポリス生まれ。ワシントンD.C.、ヴァージニア州を経てニュージャージー州ニューアークに移る。
George Clintonは、Franky Lymon & Teenagers、Dellsー1978年には一緒に仕事をしているーを参考にして、1955年に、中学の同級生と4人組のDoo-WopグループParliamentsを結成し、1956年に、Sunday Kind Of Love/Wind(アセテート盤)を吹き込む。
Parliamentsは、1958年に、ABC傘下の、Poor Willie/Party Boys(APT 25036)を発表する。前者は、Jacks/Cadetsが演るような曲で、Bass Partが、ブンブルブンブンと舌と下唇を震わせて楽器のBassのように歌っている。後者は、甘く気だるく歌い、SilhouettesのGet A Job,Coastersに通ずるものがある。この段階のメンバーは、George Clinton(Bass)の他は、Grady Thomas, Charles Davis, Danny Mitchell, Robert Lambertとなっている。
Parliamentsは、1959年にニューレーベルにも録音する。1960年のLonely Island / (You Make Me Wanna)Cry(Flip 100) は、ゴスペルの技法を用いたコーラスが、ハモンドオルガンのアレンジが絡むものとなっている。この段階では、Johnny Murray(Lead), Larry Fisher,Crystals, Donald WoodsもいたBel-AirsのCalvin Simonが加わっている。
その後、1962年までに、Del-LarksのレイモンドデイヴィスーDel-Larksではライヴ出演のみで録音には参加することなく、Parlliamentsに加入したようである。Give Up The FunkでもDoo-WopのBass Partを担当。Zappに加入し、1990年代後半にはTemptationsのBass Vocalを担当。更にP-Funk All Starsの一員としてスパニエルズのGoodnight Sweetheart Goodnight’ を、ブレイクビーツの手法を用いたVersionを歌っている。ー、Bel-Airsのクラレンスハスキンスも加わっている。
Doo-Wopを演っていた頃のParliamentsの曲は、Vital Juices:Acid Funk Metal Doo-Wop Years 1958 To 1974(Sta-Tite 2)で聴くことができる。更に、Hull / Mascot Story(Westside WESD 222)では、Poor Willieの他に、Daisy Mae, I Knowの2曲を聴くことができる。
George Clintonは、1963年にデトロイトへ行き、Motownのソングライターとなる。ライターとしての作品には、J.J.BarnsのDry Tripper/Don’t Bring Me Bad News,Darrel BanksのOpen The Door To Your Heart, Michael JacksonのMy Christmas Tree、Fantastic FourのGirl Have Pity/Live Up To What She Thinksがある。
デトロイトへ行ってから、Parliamentsは、1963年には、You’re Not Hurting Him(You’re Hurting Me)、1964年にMonkey See Monkey Do/Baby That’s A Groove(Stephen 334)、1965年に、Little Oovy Groovy,1966年にGolden Worldから、Heart Trouble/That Was My Girl(Golden World 46)をリリースしている。他に、Paliamentsは、I’ll Bet You, Can’t Shake It Looseをデモにした。
1967年にはRevilotから、(I Wanna )Testifyをヒットさせる(R&B 3位/U.S. 20位)。同曲は、エドウィンスターがいたHollidaysがバックをつけている。
Revilot期の作品は、George Clinton With Parliaments 1967-1971(F-PR34)、Osmium(Invictus ST-7302)、Rhemium(HDH 008), I Wanna Testify(GSCD 52), Testify! Best Of Early Years(Groovesvill 286)、Testifin’: The Mid 60’s Detroit Sessions(GSCD 119),The Early Byears(Deep Beats 023)、First Thangs(HDH 3909-2)で聴くことができる。初期のParliaments/Funkadelicの作品には、エディヘイゼルのギターが格好いいRed Hot Mama、扇動的且つサイケデリックなFunky Womanのような曲がある。また、小室哲哉は、1970年前後のParliamentsのWhat You Been Growin’に影響を受けてHate Tell A Lieを創作したのではないかと思っている。
1968年、モータウンとRevilotの契約上の問題から、Parliamentsの名前が使用できなくなり、バックバンドであったFunkadelicの名前を使用してWestboundと契約した。(続く)