まさか見れるとは思っていなかった。
ソウルレジェンド、ソウルミュージックのパイオニアの一人。
ウィリアムベル日本公演に行ってきました。
御年75歳。
1955年にDel-Riosのメンバーで「Lizzy/Alone On a Rainy Night」でミー
ティアからデビューし、ミュージックビジネスの世界においても還暦を迎えます。
また、ライターとして、Booker T. Jonesとの共作で、
アルバートキングの「Born under A Bad sign」を作曲しています。
しかし、何と初来日なのです。
You don’t Miss your Waterは歌われませんでしたが、ヒット曲の
「Everybody loves a Winner」(3曲目)、「I forget to be your lover」
(4曲目), 「Everyday will be like a holiday」(7曲目)、フィリーサウンドを
採り入れた「Happy」(1曲目)、カヴァー曲のメドレー「Knock On Wood」,
「In the Midnight hour」(6曲目)を含む全9曲を歌ってくれました。
現役のアーチストなので過去にとらわれることなく、新しい曲、新しい
面を出していかなければならないのでその点は理解できます。
他の海外のアーチスト同様、曲目の紹介はないのですが、聴き手に
解釈を委ねると受け取ることで粋な演出だと思います。
ランスルーの公開はありませんでした。
スローでは力みなくシャウトしているのに力強くて何故かジンときます。
どの曲もレコードとはアレンジが異なるライヴバージョンです。
しかし、ホーンアレンジ、バスドラとスタックスサウンドの根幹を残し
つつ新しいエッセンスを取り入れているので昔からのファンも楽しめる
内容になっていました。
6曲目のkeyboardアレンジもオートワウとミニムーグを
足して2で割ったような音を出していて面白かったです。
評論家先生はインテリ派と評しますが、ライヴにおいてはパワーシンガーでもありました。
I Forget to be your loverのエンディングでは、本物のメリスマを生で聴くことができました。
曲の途中でマイクを遠ざけアカペラで歌ったり、他のアーチストの
フレーズを引用したり、[サンプリングのではない]ドラムブレイクを
使ったり、それも予定調和に見えない。
一音毎にマイクを 近づけたり遠ざけたり、手元で微妙に離して
持ち直すプレーしながらピッチが全くブレずに、勉強になるところが多かったです。
それと、ステージをいっぱいに使いながらパフォーマンスをしていました。
更に、オープニングと8曲目の2度も握手してもらえたのです。
異なるアーチストを見た一部のお客さんが言うようなPAの状態が
悪いということも無かったです。
公演中の写真はありません。
しかし、これからも目を閉じると心のアルバムにはきっと写真が見えることでしょう。
なお、William Bellの業績については、<a href=”http://ameblo.jp/nextcity/entry-11285622611.html” target=”_self”>2012年6月24日の記事</a>をも
併せて読んで頂ければと思います。
ライブ会場で食べた物の写真は撮ることができたので、食べた料理の写真を掲載します。
フィッシュ&チップス。
シーフードコブサラダ。
in Billboard Live Tokyo。