明治時代より前は、土地所有を基礎とした、土地を農民に貸し付けることにより、疎外労働を土台に天皇が資本を増殖した封建制経済を採用し、金融資本経済は全くなかったわけではないが、未発達であった。ロスチャイルドに経済上匹敵するような金融資本が日本に存在しなかったことが、国際金融資本が日本に資本経済を定着させることに成功した要因であって、日本人に勤勉性という価値属性が備わっていたからではない。

国際金融資本は、三井、三菱に投融資をして、武器を買わせ、それを坂本龍馬らに貸し付けて戦争をさせて資本増殖を行った。ロスチャイルドは、日本の金融機関に国債を発行させ、国債に投融資して日露戦争を行わせ資本増殖を行った。ロックフェラー、ロスチャイルド財閥は、核開発製造に投融資し、第二次世界大戦を行わせ資本増殖をした。

国際金融資本は、第二次世界大戦後、GHQを使用して財閥解体、農地改革を行い、現実には、日本の大法人との資本関係を強めたのだが、そこに民主主義の価値属性を付与した。給与所得者の疎外労働の時間を長くして所得を増大させ、土地、株への投資にも参加させ、資産を太らせると共に、負債も抱えさせた。

資本が規定した男、日本人の男の労働力商品として付与させれる価値属性が高くなると国際金融資本の資本増殖が停滞することから、疎外労働をさせる競争を通じて日本の資本が民間銀行を通じて日銀の架空資本に投融資できてしまうから、日本の資本経済システムを崩壊させなければならなかったのである。

日本人の人口を減らしたり日本人を滅亡させたとしても、日本に国際金融資本が定着させた資本経済のシステムが残存していれば、海外の資本がそれを承継して民間銀行から国債の引受けを通じ日銀に投融資することができてしまうから、日本の資本経済を解体させなければならなかった。

移民政策を採らせるにせよ、国際金融資本としては労働待機者を含む労働者の数が多ければ資本増殖できるから日本人を滅亡させることなく人口を保たなければならない。国際金融資本は、バブルを崩壊させ、持株会社を解禁して日本の大法人を買収し、組織再編税制を用意させた。

その上で遺伝子組み換え食品を開発製造させ、資本が規定した女の雇用を増やし、女の労働力商品としての価値属性が低く付与され、女性の解放、共産主義の方便を用意し、所得水準の低い海外から移民労働者を受け入れ、移民に労働力商品として低い価値属性を付与したのである。人間には、能力、勤勉性であるとか自己犠牲の精神であるとか集団性とかいう価値属性は備わっていないから、国際金融資本は日本人の能力、勤勉性、自己犠牲の精神、集団性という実体のない観念を恐れて少子化を進行させたのではない。

ロスチャイルドは原子力に投融資し、ロックフェラーは石油に投融資していると言われるが、ロックフェラーは原子力にも投融資している。

「排水には塩素を加えて飲ませれば良い」

「食糧がなくなれば遺伝子組み換えで増産させる」、

「石油加工品やアステルパームやラウリル(歯磨き粉に入れている)を食わせる」、

「それらを飲食して病気になれば製薬に投融資できるー併せて副作用の製造、インフルエンザの開発製造をさせることを忘れない」「石油がなくなれば、原子力を使用させるー放射能は、レントゲン、テレビやパソコンの電磁波にまで使用されている」、

「新たな原油の開発製造に成功すれば石油に消費のシフトを移す」というように、

国際金融資本同士は経済上敵対せずに手を取り合っている。

食糧、資源の枯渇が人口削減政策を採らせることの土台ではない。国際金融資本は派遣法人に投融資して多重に搾取し、低所得により、資本から貸し出された女を抱かなくなり、給与の低い女も低所得者には抱かれなくなり、労働力の再生産を停滞させ、男の労働力商品に付与される価値属性は低くなった。

国際金融資本は、納期を短縮し、日本の男女、移民に大量生産させ、労働を疎外し、契約外の疎外労働をさせ、正社員の枠を少なくし、日本の男女、移民に労働の安売り競争をさせるのである。

「日本の経済、政治が外国人に乗っ取られる」

「少子化を解消し防衛しなければならない」と

国際金融資本は投融資した電波に宣伝させる。

冷静に考えてみて欲しい。

国家は、法律行為を通じて実体のないものを実体あるものとして国際金融資本が義務を免れているだけである。

移民の劣後金融資本や移民労働者がその資本だけで架空の紙切れの代理であるロックフェラーやロスチャイルドから日銀を乗っ取ることができるのかを。ー乗っ取りを確定させたらその代金の価値相当を書面上用意できるのは国際金融資本だけであり、国際金融資本から投融資を受けなければならない。

戦争をすればコストがかかる。国際金融資本から投融資を受けなければならず、劣後金融資本が買取に成功したとすれば、それは見せかけであって、現実には乗っ取りには成功していない。すわわち疎外労働の価値の総量が他の産業より大きいのだ。

現代は、国際金融資本が、少子化による労働力再生産の低下による資本増殖低下分を女性の疎外労働によって埋め合わせている過程にある。日銀の架空資本が国際金融資本に交付されている段階で、労働力再生産を土台とした労働力商品として安く買われている段階で、労働力を再生産したら、どうなるか。国際金融資本は、男女、子供とトリプルで搾取できるのだ。

専業主婦にして育児だけをさせたらどうなるのか。

疎外労働の総量すなわち国際金融資本の資本増殖分は更に拡大するのだ。

女は、資本関係から、閉じ込められて無償の性労働、疎外された家事労働から逃げられない。労働力商品の価値は、労働力の再生産を土台に付与されているのであって、子と女の養育に現実に要した金の価値は疎外されているのである。

まずしなければならないのは、資本が規定した男女という性別、国籍、産まれた段階から日本に住んでいるか移民かを問わず、労働者が現実の労働について資本に搾取された価値全てを取り戻すことである。労働を安売りしないことである。避妊をすることである。

それをしないと、国際金融資本の資本増殖過程が継続し、中央銀行との資本関係を土台とした、架空資本の価値属性を付与する権限が強化され、戦争産業への投融資が続くのである。