国際金融資本は、出資した民間銀行に実体のない国債をオンライン上で発行させ、-国債を販売しているのは国ではなく金融機関であるー別の民間銀行に国債を買わせ、更に、中央銀行に国債を買い取らせ、中央銀行の架空資本が交付されている民間銀行の資本はオンライン上で引換証を民間銀行に交付してそこに価値属性を付与する。

国際金融資本は、中央銀行の法定準備率の方便を用意する。国債残高がいくら膨らもうが、国際金融資本は、架空で引換証を発行することにより民間銀行を通じて中央銀行の架空資本が交付されているから、国際金融資本は国債を買い取って引受けることができ、架空資本が国債を発行した経済実体すなわち民間銀行が国債を返済できないということは有り得ない。

しかし、銀行の資本は国債債務を返済しないのだ。

中央銀行を通じて国際金融資本による産業資本への投融資が行なわれる。労働者に労働をさせ、産業資本に労働の疎外を経由した商品、役務の引渡しと引換証の受け取りをオンライン上でさせ、引換証をオンライン上で銀行に前貸しさせる。

資本関係を土台に民間の産業資本に道路、鉄道、学校、競技場、ギャンブル施設、映画、原発、石油製品、核兵器、製薬、食品転嫁物、遺伝子組み換え食品を国際金融資本から受注させる。これらの事業は他の産業に比べ長い労働過程すなわち疎外労働の量の蓄積が大きく、大量の原材料が消費される。

建設の納期を短縮し大量生産し、有害な資材を使わせ、修繕を反復させ労働を疎外して労働力商品の価値属性を低下させ、需要、競争ををフィクションすることで資本を増殖できるから、公共施設と呼ばれる民間施設を使用した人民が消費した現金にゼロか、公共施設と呼ばれない民間施設よりも低い価値属性が付与されるのである。

道路や鉄道に皆が使用するものだから使用料を徴収しにくいという性質は備わっておらず、使用料を徴収しにくいというのは実体のない観念である。

産業資本に追加で国際金融資本から投融資を受けさせる。借入を返済できないリスクは実体のない観念である。

産業資本の源泉は、中央銀行と資本関係がある民間銀行と資本関係があり、オンライン上で架空の紙幣の発行数とその価値属性を付与する国際金融資本であるから借入返済ができなくなることはない。

民間企業が発注した事業を民間企業が行っているのであって、政府が公共材を供給しているのではないのである。

国家、政府はフィクションである。

国際資本は架空の国家を法律行為を通じて実体あるものと社会に認めさせて義務を免れているのである。

給料日まで前貸しさせられ、更に給料日以後も銀行に前貸しさせられて手元に資本のない労働者に資本、生産手段を貸し付けて労働者に製造労働、戦争労働をさせ、労働を疎外し、投融資が資本に付与される価値属性を産み、それが利息であるとの方便を付け加える。

借入元本が大きいほど労働を疎外して労働力商品の価値を低く付与して利息と称して搾取できるのである。

国際金融資本は産業資本の借入金、国債の返済を全くせず、上場企業も一桁パーセントしか債務を負担しない。労働者が国債の借金すなわち産業資本の借金すなわち国際金融資本の借金を返済させられているのである。

返済を負担する理由の方便が租税や保険である。人民はどこに租税や保険を支払っているのか。

皆さんは納付書を持っていっているのはどこですか。

どこに支払っているかというと、それは金融機関の窓口を通じて金融機関に投融資をしている国際金融資本に支払っているのである。