Freddie Waters「Just Enough to Get Me Cool」がCD化された。オリジナルアルバムの発売が1977年であるから、発売から37年後にしてCD化されたわけである。1977年の日本においては都内のR&B専門店だけが複数枚仕入れていただけで、日本国内では出回らなかったそうである。現実に紙媒体の広告で見たのも1度だけである。当方にとっても、Freddie Watersの存在を知ったのは1991年頃で、オリジナルLPを入手できたのが21世紀になってからであり、最も入手に至るまで労力を要したLPであった。オリジナルLPは、USブラックディスクガイドの959枚のアルバムの中では最も入手困難なレア盤で、同ディスクガイドの「究極のLPガイド」のコーナーに掲載されているLPの中の大部分よりも遥かに入手困難であると思う。Timelessから1986年に発売されたリイシュー盤も入手困難となっていた。
今回のCDは、オリジナルLPの11曲に加え、Hy-Tonesで一緒にやっていたエディフライヤースンとユニットEddie & Freddieの4曲が追加されている。CD化により今回広く市場に出回ることとなったことで、南部のディープソウルファンも、スウィートVocal Group好きの人も、それ以外のR&B、ソウル、Hip Hop soulファンの方も楽しめる曲揃いなので、是非多くの方に知って欲しいし、聴いて欲しいものです。
Freddie Watersの唯一のアルバムがCD化されました。
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