[Main Album]

o0800106713542398416

[A](1)Seachin’ (2)One Kiss Led to Another (3)Brazil (4)Turtle Dovin’ (5)Smokey Joe’s Cafe (6)Wrap It Up (7)Riot in Cell Block Number Nine

[B](1)Young Blood (2)Loop De Loop Mambo (3)One Kiss (4)I Must Be Dreamin’ (5)Lola (6)Framed (7)Down in Mexico

[Career]

Coastesは、同年代に活躍したDoo-wopグループとは異なったコーラススタイルを採用していた面白いグループである。

Coastersは、Carl ガードナー、Bobby Nunnがいた、R&BクラシックとなったRiot Cell Block#9、Smokey Joe’s Cafeで知られる、SparkレーベルのThe Robinsから生まれたグループで、1955年Atcoと契約。1956年、Down In Mexicoでデビューする。

1957年に、Bobby Nunn, Leon Hughesは、脱退し、Cornell Gunter,Will Dub Jonesが加入。ロス録音のYoung Blood /Searchin’が初のヒットとなり(R&B 1位、US 10位)、ノヴェルティナンバーのCharly Brown(R&B 2位、U.S.2位)、スピーディーなギター、高揚するキングカーティスのSaxのYakaty yak、60年代の歪んだペンペンギターのPoisn Ivy、60年代のアーリーソウルのコーラスをバックに鼻濁音を交えたリードヴォーカル、完全には裏返さないファルセットを交えたバリトンVoが絡むBad Blood といったヒット曲がある。

Love Portion No.9ー後述のOn Broadwayでも再録ーは、1960年代のIsley Brothersを思わせる重厚なVo,コーラス、ニューオリンズピアノ、漂流し、フラジオするフルートが流れる凝ったアレンジとなっている。他にも、TrampsにもカヴァーされたZing,Went The Strings Of My Heart(オリジナルは、1943年のジュディガーランド)、ディープなコーラスの「Three Cool Cats」がある。

1972年には、kingから、On Broadway(KS 1146-498)というFunk/Rare GrooveのLPを出している。アコースティックピアノに、カタカタ鳴らすエレキギター、暴走するフルート、ゴスペルを土台として力でねじ伏せながらドライブするヴォーカル、Doo-Wopスタイルの弾力あるコーラスが別のベクトルに向かって突き進むCool Jerkは一度聴いたら忘れられない。70’sのミータースに通ずるようなビート、ホーンリフ、ピアノアレンジにノベルティタッチに歌い進む超スローNew Orleans FunkのDown Home Girlも収録されている。

[Discography]

The Coasters(Atco 33-101)
The Coaster’s Greatest Hits(Atco 33-111)
One by One(Atco 33-123)
Coast along with the Coasters(Atco 33-135)