産業法人のボンボンが青年会議所に入って自民党、民主党議員になる。階級の利益に基づいて入党する。生殖により労働力の再生産の数が増えれば、それだけ疎外労働による資本は増殖される。「産めないのか」と野次を飛ばした議員は国際金融資本から「よく言った」と褒められるであろう。
労働を疎外済の生産された商品、労働力商品と紙、金と紙幣が引き換えられるシステムが存在している以上、産業資本、劣後金融資本は、実体のない紙幣を発行したことにする国際金融資本から投融資を受けており、現実には労働者の労働を土台にして得た金を王侯貴族が金庫に預けたのことが源泉であるにもかかわらず、法人資本の源泉は、現場労働者の労働ではない、代表取締役の資本ではないと、国際金融資本が、王侯貴族に無償で貸し付けることにより紙幣発行銀行の設立を社会に認めさせることに成功してしまったから、役員の経済を含む生活に基づいて法人の留保資本を処分することはできず、各資本は、資本の貸出により疎外労働をさせて、資本を増殖せざるを得なくなった。
劣後金融資本、産業資本は、資本増殖過程において、追加で資本を貸し出し、生産手段と労働力を購入しなければならないから、追加で国際金融資本から借入をせざるを得ず、現実には売上金は国際金融資本に預金という手段により貸し付けられ戦争産業に投資され、国際金融資本からの借入元利を返済することはできないが、融資のみを受けたオーナー資本は、元利を返済した残りを役員報酬の名目を金、紙幣に付して配当を得ることが、国際金融資本の中央銀行の所有関係を土台に、実体関係上はできるという建前になっている。
沢山子供を産んで、疎外労働をさせて、国際金融資本には増殖した資本を石油、原子力に投資して兵器を作らせて欲しい、兵器を労働者に貸出して欲しい、生産を行わなわず、資本増殖をもたらさない託児所には投資して欲しくないというのが国際金融資本だけでなくブルジョア政党の議員の本音であろう。
ブルジョア政党に入党して産めよ殖やせよの工作を引き受けていることから「産めないのか」の野次を浴びせられた議員も本音は同じで嘘泣きであろう。議員の資本では戦争産業に投資して兵器を労働者に貸出して戦争を行わせることはできない。ましてやイデオロギーに基づいて戦争を引き起こすことはできない。
中央銀行を所有することによって、資本を貸し出し、労働を疎外して資本増殖することにより経済上、法律上の権利を取得するのであり、資本によって意思が規定されるから、全ての経済実体は資本の主人ではなく、人権も男尊女卑も実体のない観念である。子供を産むことができる経済実体に産めよ殖やせよを義務付けることは、人権の問題や男尊女卑の問題ではない。労働者に生活できるだけの給与を与えずに結婚、出産を余儀なくさせて、疎外労働に応ずる労働者を増やすことにより増殖した国際金融資本の資本が戦争産業に投下されることが問題なのである。
病気や肉体上子供が産めなくても国際金融資本に申し訳ないと思ったり傷ついたりする必要はないのである。