飲食店を行う経済実体は、家賃支払いを超える資本を増殖できずに半年から1年で賃借している建物の家賃が払えなくなることがある。建物を賃貸している経済実体、賃借している経済実体は既に国際金融資本から投融資を受けているか、商品、労働力商品を引き渡して国際金融資本の発行した金属、金属の集合体である紙幣を握らされている。飲食店は国際金融資本との資本関係から賃借していた建物に施行した設備造作、土地建物の使用権、資本を貸与して資本を増殖する過程をとる権利を売却することを余儀なくされる。フランチャイズ制の店舗に飲食店の資本、権利が渡れば、賃貸料の代わりに、コミッションの名目、棚卸廃棄損の名目で国際金融資本に収益が流れていく。賃貸借を行っていた経済実体は、国際金融資本は投融資を受けた段階で、土地建物は担保名目で現実には土地建物を国際金融資本に取り上げられ、処分されてしまうのである。