<p>東京では、封建制の社会を経て資本経済、金融資本社会へと移行する過程を採っているが、上京するのに失敗したり、大学を出た後田舎に連れ戻されて田舎に閉じ込められた者が残存し、田舎社会は未だ封建制から資本経済への過渡期にあり、資本が規定した奴隷の道徳に毒されたままである。18歳の人生しか送っていなくても東大教授を論破するだけの知識をもって奴隷の道徳に毒された者を説き伏せなければならないのである。

上京することに成功して学校に通ったり就職をした者は、何げに上京してチャラ男やギャルになっているように見えるが、命からがら田舎から脱出してきたのだ。学校では習わない学習をその後も続けないと田舎に連れ帰されてしまうのである。

一人で暮らす者は、バイトをせざるを得ない。学校を出れば、誰からも援助はない。家賃、水道光熱費、電話代、住民税全て自分で払わなければならない。現実社会の土台となる経済、過程、実体、仕組みをそのまま答案に書けば試験には合格できない。当ブログに書いてあるようなことを書けば確実に零点であろう。

試験の答案には書き方がある。資本に飼い慣らされた奴隷の道徳に洗脳された御用学者が講師をする専門学校に金を支払わなければならない。ボンボン育ちの金融資本とその傀儡たる総理は言うように働きたいときに働いて資格試験の勉強に余った期間を充てるということをできる者はいない。それができるのは余程ブルジョア家庭に育った者であろう。

自分が早く帰ったり、退職したら他の社員に迷惑がかかると考えている者は余程奴隷に毒されているのである。強制労働に応じる法律上の義務は建前上ないから、全ての使用人は仕事から逃げることができる。職場から使用人がいなくなって困るのは資本であって、他の使用人ではない。平日にゴルフをしたり青年会議所やロリータクラブじゃなかったロータリークラブにうつつを抜かしている資本に現場の仕事などできないから資本を増殖することができないのだ。

ノルマを契約より早く達成することを余儀なくされ、短縮した分賃金は抑えられ、資本に転嫁され、契約外の労働を盛られ、無償労働が大部分である残業に応じているのは、予備校に金を払った者も、その他の使用人も、非正規労働者は仕事を掛け持ちし、正社員は残業しないと生活ができないからである。

引越しや家具の購入は50~60万は金がかかる。資本関係上家賃支払いを免れることはできない。予備校に金が払えないからである。早退したり定時とされる時間に帰ることなく労働を余儀なくされているのである。専業でキャバに勤めている者はいない。自炊をしなければとてもではないが生活ができない。外食はできないし、コンビニやスーパーの惣菜若しくは弁当、又は菓子パン、インスタントラーメン、冷凍食品、飲み物を買えば一食当たり1,000円前後はする。これらの者を買えるのは高所得者である。プロに支払う金もないし暇な奴はいないから協力し合うことはできない。自炊は飲食店と違い分業ではない。洗濯機をかけて、ハンガーに掛けて乾かし、ガスコンロをフル稼働して同時に複数の物を調理をしても下ごしらえから後片付けまで含めると炒め物など時間のかからないがメインであっても3時間はかかる。鍋やフライパンや皿を洗わなければならない。アイロンをかけなければならない。ごみを捨てなければならない。水回りや配線周り位は掃除しなければならない。衣服を乾かさなければ翌日から着る服がない。鍋やフライパンを洗わなければ食事ができない。風呂に入らなければならない。仕事が6時頃早く終わったとしてもこれらを全て終えて仕事や家事以外の生活の部分例えば勉強に充てられるのは1時半から、残業が長引けば家事を一通り終えれば4時からである。

テレビも見ることができないしゆっくり酒を飲んだり、遊んだり、休んだりする金、時間などない。生活過程の内、6時という属性が付与された段階には出勤の準備をしなければならない。労働者は労働を疎外され資本に奪い取られているから大手町や台場や六本木や銀座に住むことができない。満員電車の中では勉強するスペース、時間を作ることができない。

これらの過程は経済社会関係上省略短縮することはできない。労働者は限られた時間をフルに使い試験の答案のノウハウを会得して合格しているが、金銭の支援があって実家で食事が用意され家事をやってくれる人がいる者は一人暮らしの労働者の生活をしていないからそれがわからないのである。現実の社会の仕組み、働いても生活が楽にならないのは何故かを考えたことすらないであろう。女や子供を閉じ込めていることにも気付かないであろう。

資格試験の取得の過程、勉強は無償労働である。合格者のルーツ、土台である階級、資格取得における経済関係、階級、生活は同じではない。資本は競争を煽り精神論を振りかざし、消費生活をアピールさせ、資格取得、起業を促す。唯物論者である金融資本にとってガリ勉野郎である受験生の童貞諸君に、唯心論者である君たちに、奴隷の道徳を吹き込み、超絶絶倫肉食獣にさせて女を抱かせて労働力を再生産させ女と子供を養育させることなどたやすいことなのである。労働者は合格しても資本を持たない。資格を取得しても引き続き労働者でいれば労働は疎外されるし、無償労働もさせられる。

名目資本上独立すれば、全ての経済実体は、紙幣の発行、投融資を通じて金融資本に所有されているから金融資本から借入をしなければ顧客を獲得できない。起業をさせて投融資を受けさせれば金融資本は膨らむ。資格取得をしたその者に資本を増殖してきた実績があるかは問わないし、その者の既往の労働過程、経済過程、その者のいう努力も問わない。金融資本との資本関係から仕事を増やし、資本の所有である女を貸し出され労働力の再生産を余儀なくされ子息を担保に取られ、事務所を賃借し、使用人の労働を疎外し、資本を増殖させて金融資本に引き渡さなければならない。女と子供を閉じ込めなければならない。

女に子供を産む義務は存在しなかった。女は給料だけで生活できないから嫌で仕方がないのであるが結婚して性労働に砂糖対応をして、演じているのである。資本、経済、社会が先に存在し、社会が分割して家族が生まれるのである。プールされた資本は自分の金ではないのだ。自由意思に基づいて消費できる金ではないのだ。架空資本である有価証券、会員権、保険、豪邸も高級車も資本関係に基づいて買っているのであって、欲しくて買っているのではない。

金融資本は消費をして投資によるリターンを産まない奢侈な生活を購入しない。名目上の資本にすぎない産業資本、資本に資本を貸し出され、商品を購入して消費し引き渡すか労働力商品を引き渡して架空資本たる金を得て価値属性が付与され金を引き渡して紙幣を得て価値属性は付与され、それを消費する過程の一段階において資本を取得したにすぎない産業資本は更に借入を続ける。収入は増えるが借り入れも膨らむ。現実には中小事業者は使用人には役員、オーナーを兼務する者も含むこともあるが、使用人が汗水たらして働いた金は会社組織に限定されない法人資本にプールされ、金融資本にわたり石油、原子力、戦争に投融資されるのだ。

中央銀行の架空資本を所有していないから、資格を得て起業した者も資格試験に落ちた労働者も経済上は敗者である。合格すれば桃源郷が待っていると考えているとしたらお花畑である。現実にその仕事をして更に社会の仕組みを知ることにより、労働者は、有資格者起業家の生活を見ても憧れも抱かないし、羨みも妬みも悔しさも持たないであろう。現実に起業した者は若者に資格取得を勧めないであろう。労働者、資本の増殖をもたらさないことから労働の待機を余儀なくされている者には労働を疎外されることなく賃金が支払われ、生活保護が支給されていなれば、現実の生活から脱出できないのだ。何度も述べたように、中央銀行の所有関係に基づく中央銀行への準備金制度に基づいた紙幣発行権の存在から財源はあるし枯渇しないのだ。</p>