債務超過である法人についての債権金額につき、債権放棄を行ったところ、反面調査により、当該債務を負う法人が債権放棄に同意していない旨の答弁があった場合、貸倒損失の損金算入は否定されるのか。債務を負う経済実体が債権放棄に同意したか否かは実体のない観念である。貸倒れの損金算入の基礎となるのは、債務を負っている経済実体の側において、貸与して労働を疎外して疎外した労働を疎外して資本に転嫁できる資本を有しているか、担保名目で経済上の所有を引渡し投融資を受けて、資本を貸与して労働を疎外して疎外した労働を資本に転嫁する過程を採るだけの資本があるかどうかである。
