<p>Spencer Wigginsは、1942年生まれのメンフィスのシンガーで、1965年Gold Wax傘下のバンドスタンドからLover’s crime/What do you think about my babyでデビューしている。後者は、ファルコンズに通ずるようなミディアムテンポのアーリーディープソウルナンバーとなっている。イントロの熱いホーンセクション、しみじみと響くオルガンをバックに怒涛のようにシャウトするTake me just I am、イントロから流れるオルガン、中盤から畳み掛けるホーンのカントリー風サザンソウルバラードを張り裂けるようにシャウトし、そして余韻を持たせながら歌うUp tight good womanは、日本編集盤「Soul City USA」に収録されている。エタジェイムズも歌っていたナンバーで、カントリー的なオルガンをバックに張り裂けるように、所々、甲高く歌うI’d rather go blind、様々なテクニックを駆使したYou’re my kind woman、ファンキーなLove machine、ピアノも交えた、真夏のような、ゆっくりとずんずん突き進むニューオリンズファンクのようなLove attackのような曲もある。You’re my kind womanは、Soul sound of Memphis(VSCD-017)に収録されている。</p>

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