<p>1955年ミシガン州出身のハーヴィスディクスン、ビリーヘンダースン、ヘンリーファームボロー、ジョージディクスンの4人がドゥーワップグループのドミンゴスを結成。1957年にボビースミスがドミンゴスに加わる。その後,、Spinnersと改名。1961年ムーングロウズ出身のハーヴィフークワのTri-phiレーベルから、Bobby SmithがヴォーカルをとるドゥーワップナンバーのThat’s what girls are made forでデビューする。Bobby Smithは今年の3月に亡くなっている。ボックスセットのライナーを見てると、1961年以前に録音は残しておらず、ストリートコーナーやライブハウスで活動していたようであるが、1961年以前にもマイナーレーベルにドミンゴス名義で録音があるのではと思い、調べてみたが、El Domingosというグループはコンピレーションにはいくつかあるのであるが、Spinnersの前身グループかどうかは確定できない。1961年のTri-phi録音及び1964年から1967年の録音I’ll always love you、Truly yoursについては、The Original Spinners(Motown 639)で聴くことができる。1966年にG.C.キャメロンが加入し、この期の作品は1970年発売の2nd Time Around(V.I.P.405)で聴くことができる。The original Spinnersと2nd time aroundからピックアップされた9曲(内1曲は別テイク)にLP未収録のシングルを加えてThe Best of Spinners(Motown 769)が発売されている。その後、G.C.キャメロンに代わりフィリップウィンが加入し、アトランティックに移籍し、1973年にThom BellプロデュースのSpinnes(Atlantic SD-7256)を発表する。同アルバムは、ドラマティックなイントロで始まり、汽船が出港する昼下がりのような、ドリーミーなバラードで、清涼感のあるコーラスが彩るJust you and me、80年代につながるようなビートのミディアムナンバーに南部のテイストも加わるヴォーカルのOne of kindといった曲があり、I’ll be around、One of Kind、Could it be I’m falling loveの3曲がヒットしている。</p>

spinners-1