児童ポルノ改定法案は、児童ポルノに該当するとされる作品を現金商品と交換するだけでなく、所持、保管しているだけで違法とする。
漫画やアニメに登場人物にも児童ポルノに該当するか否かの基準が適用されるという。当該法案改定の土台を児童に対する性的搾取、性的虐待にするが、性労働の疎外、搾取、性暴力の問題は、成人と規定された男女、児童の双方に存在する。
漫画、アニメについては、資本家とスタッフ間には搾取の問題はあるが、実在しない登場人物が搾取や暴力を受けるとでもいうのか。現行、労働基準法、刑法も児童が適用除外であるとは書かれていない。注意確認的に児童ポルノ法案を改定する必要がどこにあるというのか。
経済実体たる人間は、児童ポルノやアニメを見たからといって、自らの意思でセックスができるわけではない。セックスは資本関係、経済関係、生産関係から義務付けられる。
性的暴力の防止というのは方便である。
金融資本家は、既存の紙幣発行権取得過程、所有関係を土台とする実体関係から、現金を回収し、現金留保を蓄積し、その他経済実体との資本関係を使用して、労働力商品、投融資先を再生産させることが義務付けられる。
金融資本家は、資本関係を土台に、生殖器の相違によって男女という属性を付与し、自らの子息を含む紙幣発行権を持たない資本家、労働者の首根っこを捕まえてでも、子供を産める女と男をセックスさせたいのである。