売上先において使用収益開始した日は、資産を取得した者が使用収益をすることは、占有権が移転することであって、取得者が資本関係、経済関係に応じて労働を疎外して使用収益をすることができる実体があることを言い、引渡しの日が使用収益の日ということになる。土地は、当該土地に現金を投下し、造成して、生産手段、労働力商品を購入して労働を疎外することができる所有権が移転した日、戸建やマンションであれば鍵を交付した日、機械及び装置であれば、その据付を完了した日又は試運転をして受入検収を受けた日、車両は車両ナンバーをつけるものについては番号を付けた日ということになると考えられる。売主と買主の収益、費用の計上した日のいずれを採用するかは、金融資本家と税務行政機関との資本関係、生産関係、金融資本家の現金留保義務から規定される。