性は生殖器の違いによって規定されるのではない。経済、資本によって規定される。生殖器の違いによって経済社会における役割、機能という属性を規定され苦しんだ者も多い。医師により、性同一性障害とされ、性別適合手術を受けた場合やホルモン注射を行った場合、海外渡航費を含めそれらに要した費用は医療費控除が受けられるものと考えられる。現実に性別適合手術に要した費用は医療費控除の適用があるとされた名古屋不服審判所の事例がある(名裁(所平19第29)。