日本の装置産業資本は、国際金融資本家との資本関係に基づいて、経済関係上の土台、生産関係上の土台がなく、航空機や機械装置を購入させられる、賃借させられる。

国際金融資本家と資本関係のある金融機関から投融資を受けざるを得なくなる。リース資産とリース負債がオンバランスされ、減価償却と支払利子の計上、減損会計により決算損益は赤字となる。剰余資本を産まない資産は売却せざるを得ない。

資本関係を土台に高い価値属性を付与された架空資本を購入させられた劣後金融資本家は、投資損失を計上する。低い価値属性を付与した架空資本を国際金融資本家は、資本関係のある全資本家の集まりたる国家に税金を原資に購入させるか公社債を発行させてそれを資本関係のある金融機関に購入させ、産業資本を使用して労働力商品の労働を疎外することにより労働者に架空資本の購入代や社債利息の支払を転嫁する。

装置産業資本は、オフショアにある匿名組合を既存の資本関係を土台に出資設立、融資させられ、匿名組合に資産を売却し、利子配当を受け、国際金融資本は投融資を行い、譲受した資産を賃貸させ、産業資本家発行の架空資本に高い価値属性を込められ、架空資本は譲渡され、譲渡先に国際金融資本は投融資を行う。

装置産業資本に投融資を行った金融機関は、貸倒引当金を計上し、架空資本に低い価値属性を付与し、全資本家の集まりたる国家に税金を原資に購入させるか、中央銀行から全資本家たる国家への投融資を媒介に購入させるか、公社債を発行させてそれを資本関係のある金融機関に投融資して購入させ、架空資本の購入代と支払利子を産業資本を使用して労働者に転嫁する。サブプライムローンを行わせられた国際金融資本家と資本関係のある金融機関は、現金留保に失敗をフィクションさせられ、全資本家を使用して、この手法で再び当該金融機関の架空資本に高い価値属性を与え、国際金融資本家に現金留保を蓄積させる過程を再び成立させた。

国際金融資本家は、金融資本家から利子配当の原資を取得し、現金留保を蓄積していく。国際会計基準は、多国籍法人に投融資している国際金融資本家に投融資を受けて設立された。日本のリース会計基準は、国際金融資本家の経済関係に基づいて、国際金融資本家の現金留保の土台となる経済関係に基づいて、国際会計基準を受け容れたリース会計基準に改めさせられたのである。