<p>1970年代中期から活動するデトロイトの5人組であるEnchantmentは、1976年から1983年にかけて、United artist、RCA、Columbiaといったメジャーレーベルから6枚のアルバムを残す。初期には、強烈なハイハットと骨太のベースライン、切れの良い、時に甘いブラスセッションが配されたFunkナンバー「Hold on」、静寂なピアノ、クールに時に力強いファルセットやシャウトを見せ、Hold onでも見せるDoo-wopの流れを汲むコーラス、フィリーソウルのような都会的な味も持つバラードの「Gloria」のような曲がある。後期のアルバム「Utopia」には、には、歪んだギターとシンセが登場する80年代ファンクのCome be my lover、パーカッション、壮大なストリングス入りで、ゆったりとしたスウィートコーラスとハイテナーが絡む70年代デトロイト風のバラード「Don’t fight the feeling」といった曲が含まれている。個人的には、80年代もいい曲があるが、初期の方が好みである。</p>

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