<p>70年代ヴォーカルグループの中で短期間ながらインパクトのある曲を残したのが、Barrino Brithersである。唯一のアルバム「Livin’ high off the goodbess of your love」(Invictus ST-9811)は、パーカッシヴなブレイクで始まり、60年代中盤のテンプテーションズに通ずるサウンドに、分厚いコーラス、切れのあるヴォーカルが伸び伸びとシャウトするところが圧巻のI had it all、同じInvictusの初期Parliamentに通ずるノーザンファンクでエレピをフィーチャーしたTry it, You’ll like it、フルートやワウギターも交えた70年代初頭のヴォーカルとコーラスのコール&リスポンズも熱い粘っこいスローファンクのLivin’ high off the goodness of your loveといった曲が含まれている。日本盤(ヴィヴィッドVS-1055)には、ストリングスを主体に軽快且つ強烈なノリを持つ、南部のテイストも加えたリズムに、メリスマを交えた切れのいいシャウトと厚みのあるコーラスが聴けるTrapped in loveが含まれている。 </p>

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