<p>金融資本家と全資本家の集合体である国家は、資本家と労働者という生産関係の側面を持つ。生産関係は、金融資本家、産業資本家と国家から疎外された労働者の間以外にも見られるのである。
ロックフェラーやロスチャイルドといったアメリカの金融資本家に所有された各地の中央銀行は、それぞれ留保所得の結果または源泉である現金資産を投資して共通委員会を設立し、同じ経済関係すなわちアメリカの金融資本家の経済関係に基づいて経済を行うことをせざるを得なくさせられる。
中央銀行、中央銀行の集合である国際決済銀行は、預金及び準備金をオフショアに投資する。ユーロダラーに投資する。さらに別の関係者、第三者たる金融資本家、劣後金融資本家、産業資本家に投融資される。
投融資された利子、配当、その原資である留保所得、現金資産は、アメリカの金融資本家の基に還流する。ダビッド・ロスチャイルドは、ユーロに低い価値属性を付与して、日本の産業資本の現金留保を減らし、日本の産業資本を子法人を使用して買収し、それを所有し、親法人株を交付して、又は購入させて、投融資を受けさせる土台を形成している。
後述①の吸収合併のケースである。ダヴィッド・ロスチャイルドは、平成19年5月から、法人という属性付与を社会に認めさせることに成功すれば、商法上の会社でなくとも、株主に株式以外の現金その他の資産を交付して組織再編を行うことを、株式を全く所有されることなく組織再編を行うことを、日本の全資本家の集まりに、資本関係を土台に日本の商法を変えさせることにより、社会に認めさせることに成功した。
①吸収分割、②吸収合併を行うときの三角合併、③株式交換による親会社株の交付については、税制適格との属性を法を媒介にして社会に認めさせている(法人税法2条十二の八、十六、株式交換については当初は租税特別措置法)。
三角合併について敷衍すると、国際金融資本が所有する日本法人を.買収した法人の親法人が、現金資産の所有を疎外された日本法人を所有し、親法人株を日本法人を所有する国際金融資本家に交付し、買収を行った子会社に、又は交付を受けた後、国際金融資本家は、産業資本に株を購入させて、譲渡先に投融資を受けさせる土台を形成している。
③の株式交換は、他の法人の現金資産留保を疎外し、二足三文で買い叩くプロセスで、買収の支払手段が親会社となる株式である。</p>