<p>Don Covayは、1936年3月24日South Carolina州OrangeBurg生まれ。

Don Covayは、1950年代からDoo-wopグループのRainbowsで録音を開始し、1956年、Mary Lee/Evening (Pilgrim 703)をリリースし、レコードデビュー。更に、Shirley/Stay(Pilgrim 711)、They Say/Minnie(Rama 209)をリリース。

Rainbowsは、ジャンピン&ロッキンなMary Leeをはじめとした曲を編集したLP(Pilgim 801)もある。メンバーには、Billy Stewart, Marvin Gayeも在籍していたことがあると言われる。

同時代は、Pretty Boyの名で、ソロでも録音し、Bip Bop(Atlantic 1147)をはじめとするリトルリチャードみたいなロックンロールを歌い、同曲のバックは、リトルリチャードのバンドであるUpsettersが務めている。

続いて、1958年には、Big、 Blaze、 Sueからシングルをリリースする。

この頃の曲は、Mercy:the Diffinitive, Ohh my soulといった編集盤で聴くことができる。

1960年代に入ってからは、Fire、Bigtop、Scepter、Cameo、Parkwayなどからシングルをリリースする。

1964年、Jimi HendrixとのSession、Mercy,Mercy/Can’t Stay Away(Rosemart 801)をリリース。

1965年に、アトランティックと契約し、1960年代には、「Mercy」(Atlantic 8104)、「See-saw」(Atlantic SD-8120)といったアルバムを発表する。

前者は、重厚なサックス、ブルースピアノもあり、ロックンロール時代のシャウトも見せる、ガーネットミムズ、ファルコンズ、サムクック辺りのディープバラードのYou’re good for meといった曲も含まれる。作曲者又は関係者として関与した曲には、Ponytime, Sokie sokie ,yo-yoといった曲がある。You’re Good for Meは、Solomon Burkeにカヴァーされている。

後者は、50年代ロックンロールを演っていた頃のシャウト、チョーキングを交えたペンペンギター、ドラムのビート、ホーンリフが格好いいSee-Saw、50年代ニューオリンズ的なアーリーソウルバラードで、ミニムーグ的なオルガン、ドゥーワップ風のコーラスもあるA Woman’s loveといった曲から構成される。

Atlantic期には、It’s in the Wind(Atlantic 2494)、That’s How It Feels(2530)のような曲もある。

1968年のHouse of Blue lights(Atlantic 8237)、 Different strokes for different folks(Janus 3038)、1973年のSuper Dude I (Mercury 653)にも、素晴らしい曲が含まれていてこれらの作品も押さえておきたいところである。

1980年代以降もラップを取り入れるなど活動を続けている。</p>

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[A](1)See-Saw (2)The Boomerang (3)Everything Gonna Be Everything (4)Fat Man (5)Precious You (6)Iron Out the Rough Spots

[B](1)Please Do Something (2)I Need Get Enough of Your Love (3)The Usual Place (4)A Woman’s Love (5)Sookie Sookie (6)Mercy, Mercy

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