偶然性があるといわれる所得として、ギャンブル、懸賞、景品、カード合わせ、また、これらに該当するか否かが問題となったものとしてコンプリートガチャがある。
しかし、全ての行為に偶然性など存在しないのである。ギャンブル、懸賞、景品、カード合せ会社は、人民の個人情報を入手し、資本家から内部留保を命じられている者、具体的には、経営者、資本家所有の女、子供を産み育てさせられている者、金融資本家に借金をしている者であって、生産手段を持っていないか、持っていてもそれだけで、命令を受けただけの内部留保を獲得できず、他からの搾取によらんあければその不足分を獲得することができずに、こうした籤、懸賞、カード合せに資本や役務を投入せざるをえない者を漏れなく拾い上げ、これらの者に方便を並べ情報を流す。籤、懸賞、カード合わせを業とする者は、内部留保の蓄積を命じられた者であり、土台となる人民の経済関係とその総和である社会関係を把握し、搾取率を決める。
当たりの配置を決める。買わざるを得ない者は、これらを購入にやってくる。資産、役務の投入という原因事実があるのだ。後は、購入者との搾取合戦である。これらによる損得は必然である。少ない金額で高い確率で利益を得る者と多額の投資をしても利益を得ることが出来ない者の相違は、偶然ではない。運命ではない。
一部を除き購入者に事前に当たり外れを知らせないことに成功はしているが、購入者が当たり外れを知らないことを偶然としてしまっているのでもない。経済関係上、多くを購入せざるをえない者と、少ない購入で足りる者と各々の資本家から持たされている経済関係によって異なるからである。また、購入予定者がギャンブル、懸賞、景品カード合わせ会社より先に別の者に搾取されてしまったことにより、購入時間、購入場所、購入予定枚数の計算が変更を受けざるを得なくなったこともありうるし、つまりは、複数の経済関係が組み合わさって各々の者の当たるか否かが決まるのだ。一時的な利得は、偶発所得ではないのである。